甲野善紀さん曰く、


「とにかく、今は社会全体がすっかりおかしくなってきて、それを指摘する者の方が少数派で「おかしい人」のように言われますが、あらためてよく考えてみれば、今の社会の在り方の方がよほど変でしょう。


例えば、今、世の中を騒がせている紅麹の問題。「疑わしきは規制」で、小林製薬が悪者にされていますが、疑わしい有害事例が数多く出たmRNAワクチンは放置。疑わしくても「評価不能」「因果関係がわからない」とされています。


しかし、mRNAワクチンは「治験」であり、「その効果や有害性が、まだ十分わからないから、試しに接種をしてみる」という事で、始まったはずです。ですから問題が出ても「因果関係がわからない」という事は、接種前からわかっているはずで、それならば、接種後に死亡したり、体調がおかしくなった人がどういう確率で出たかは統計学的に調べるべきで、そこで「因果関係がわからない」など言うのは、言う方が筋が通っていないでしょう。


紅麹の方は「紅麹のサプリを飲んでおかしくなった」「それ規制しろ」と、素早い対応をしておいて、mRNAワクチンの方は何年間も疑わしい事例が山のように出ても放置。そして「害もあったかもしれないか、もし接種しなかったら大変なことになっていた」などと、全く勝手な推測を平気で言う専門家。


しかし、もし「このワクチンが普及していなかったら大変なことになった」という事が真実なら、アフリカは大変なことになっていけなければならないでしょうが、全くそんなことにはなっていません。日本の場合も、このワクチンの接種以前は感染者数も欧米より少なかったのに、接種が始まって、逆に増えたことも事実です。


こんなにもおかしな事がいくつも出ているのに、マスコミも知識人と言われる人達も、そのことは言わない。本当に「おかしな」世の中です。このおかしさに気付いた者の一人として、そのことを、この講座に限らず、折に触れて言っていきたいと思います。」


おかしな事が罷り通っているので、少なくとも自分で考える習慣だけは守って行きたいです。