ある知り合いから聞いた話ですが、
「電通時代、いろんな分野の、いろんな大企業の役職の方について、「あの専務は実は渋沢さんの曾孫」「あの部長は実は渋沢さんの玄孫」…何十人に遭遇したかわかりません。ものすごいことになっています。
電通に入ると、まず資料室にデンとある『日本財界系図』という巨大な本を閲覧することになります。
そこには日本の大企業・大資本の株主、経営者の家系図、相関図が網羅されています。驚くなかれ、
●日本の大企業といわれる法人の9割くらいは
●5つか6つの家族の持ち物
●それらの家族同士も婚姻している
●それらの家族の子女はさらに政権与党の有力者の子女と婚姻している
という事実が普通に名前と線で示してあります。
電通マンとは彼らに奉仕する職業であること、仕事を遂行するにあたって、「どこの家族の系列にある資本か」を間違えないこと、を叩き込まれます。
卑近な例ですが、三菱UFJの担当として宴会を仕切ったときにアサヒビールを搬入したりキヤノンのカメラで撮影したりして出入り禁止になったり降格されられたりした人もいました。
電通が日本を操っていたとか、お笑い草の陰謀論です。
日本は5〜6軒の家族の損得勘定でみんな仕事を得たり給料をもらったりして生きているのです。
そしてそれはどこの国でも産業革命以後、資本家階級と労働者階級が発生したこの200年ほどはまあ、当たり前のことです。
だからこそそういう「家族さん」を飛び越えて資本の地図を塗り替えたイノベーティブな創業者、ジョブズだのゲイツだのベゾスだの孫だの柳井だのの出現は社会の変革のために大切なのです。
まあ、そこからまた新しい家系が始まるわけでもあるんですけどね。」
と言っていました。
やはり、色々なところで繋がっているようです。
決して表には出ないと思われますが。。。