前から気になっていたが、

昨日の朝日新聞夕刊の素粒子欄


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とうに破れているのに夢を見続けたがる人、世に多し。できそうにない普天間移設を取り繕って日米の納得顔。


事故は片付かず、除染は始まったばかり。廃炉の方法はわからない。根拠のない数字をどんなにいじくったって。


衆院議員のパソコンは見放題。防衛、原発産業もやられて。でも「ただちに影響を及ぼすことはありません」か。

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この欄を書いた素粒子氏、

まったくの傍観者・門外漢的立場で、

兼好法師を気取っているのか、高所大所から見る世捨て人になったつもりか。


ただ、現日本の状況を揶揄し喜んでいる、

揚げ足取りの、無責任な言い放題の言に、

悲憤慷慨の思い。


なにが言いたいのか、

この欄で何を国民に伝えたいのか。


読んで引きずられ、「そうだ」「そうだ」のかけ声が聞こえそう。

「脱原発」「脱原発」とかいう、言いっぱなしの声、

そうではなく、「脱原発+具体的提起」、その先を見据えた日本再建の発言が欲しい。


素粒子欄の目的がなんであるのか知らないが、日本を混乱に入れるような無責任だけはゴメンこおむりたい。「日本を壊さないでくれ。」と言いたい。


防衛、エネルギー政策、情報の防御は国家的観点の判断決断が必要。

ただただ人をバカにした、面白半分、映画評論のような内容でなく、

日本をどうすべきかの国民的議論を沸き上げるような視点で、

大新聞の欄にふさわしい建設的立場からの内容が書けないのか。


ひょっとすると、政府をバカにし、反省を促そうと言う仮面のもと、

深く考えない衆民の溜飲を下げ、日本をよからぬ方向に導こうとしているのか。


国益にはならない。