昨今大卒予定の内定率が、がた落ちだそうです
こんな状態では、日本の将来が見通せないですよね。
菅内閣の最重要課題が雇用と聞いているけど
でも、なんら有効な手が出せてない。
僕は経済学者じゃないからよくわからないが
子供手当ての優遇では、改善されないだろうな
インフレターゲットなんかはどうだろ。
いまやってるのかな?
失われた10年の時の方がよかった。
あの時大蔵省がソフトランディングに失敗したけど
なにも分からない僕は、
あまり変なこと言わん方がええのかも。
さて、意識の本によくある話。
「あなたの見えている赤と、わたしが見ている赤は同じでしょうか」というのがありますね。意識の私秘性で哲学の問題として好まれた問題です。そして意識科学の立場からしても興味あるテーマです。
この問題の答えは永遠に得られないのでしょうか。そうじゃないと思いますが、かなり難しいでしょう。
私の想像では
脳構造が基本的に同じであるから、意識は物理現象に付随しているとして、あなたの赤と私の赤は同じと考えられます。
また別の見方で、
脳内には、外界の情報からなる、異次元の情報世界が創成されていると考えられます。その情報世界は、情報の要素の集まりで構成され、お互いが相互にからみあって始めて全体が出来上がっているのだろうから、全てのクオリアそれぞれの情報世界内での立ち位置が決まっていると想像されます。以前述べました野口氏のモザイクボール情報世界です。
従って、色のクオリアだけでなく、痛み、匂い、聴覚など全てのクオリアが、全ての人において同じであろうと考えられるのです。色のクオリアだけが逆転しているとは考えられません。
そこで話を少し変えます、
人同士のクオリアは同じであっても、生物種が変わればクオリアも当然異なるはずです。人と昆虫のクオリアが異なると考えられます。それは感覚受容器官の構造が異なるという差が見られるからです。紫外線を感じ取れる昆虫とか、微妙な振動を感じ取れる昆虫とか、超音波を感じ取れるこうもりとかの感じているクオリアなどは、想像すら出来ません。
もちろん彼らにクオリア感覚があっての話ですが。
しかし例えば、昆虫を例にクオリアを想像しますと、
昆虫は複眼を持っています、その複眼を使って外界をどのように把握しているのか、つまり外界がどのように見えているのかを昆虫の全神経を観測することにより、昆虫の脳内情報世界を覗き見できるのではないでしょうか。
すると、クオリアとか記憶とかのメカニズムも発見できるかも知れません。
昆虫の神経の数はそう多くはないでしょうから、実験は人相手の実験に比べ格段に簡単ですし、倫理問題のハードルも低くなります。
しかし、神経の数、神経の大きさ等を比較し、生体全神経の観察が容易な生物を選び、その生命体の脳内情報世界の解読を目指すべきでしょうね。なにせ実験は乗る馬を間違えるとあとあとまで尾をひきますから、最初にどの馬に乗るか間違えないように。すると昆虫よりもっと適切な生命体が見つかるでしょう。
それとも、既にこのようなプロジェクトは世界のどこかで実行されているかもしれません。いやされているはずです。そして、日本のどこかの研究所ででも。
勝負は、いかにリアルタイムで全神経パターンをモニターできるかにかかってきます。何万、何十万の神経細胞の観測データを観測し解析します。
以前のブログで書きましたように、何百くらいの神経細胞のデータは扱われていました。
このようなしのぎを削る競争はスリリングで興味あるところです。
神経細胞の活動とか、記憶の方法とかは、基本的に人類と大きく変わらないと聞いています。
ミラーニューロンも高等動物以外でも見つかるかもしれません。記憶のアクセス法、昆虫の思考法、昆虫の主体性等興味が尽きません。
これらを嗃矢として、意識の物理的解決が可能であると、楽観視します。
そうであればいいのですがね。
そうすると、あなたの赤と私の赤の違いが分かるかもしれません。いや分かります。
また複眼を持った昆虫が外界をどのように把握しているかも分かりますし、こうもりの気持ちも分かると思います。
そしてそこにはノーベル賞が輝くでしょうか?