人の世界と外の世界 青白き 光広がる 都会の夜 花壇のゆりは 闇になお白 歌2青白き 光広がる 都会の夜 花壇のゆりは 闇になお白井の頭 通りへつづく 台地より 望む八重雲 千歳の空一時半 既にニ時指す 日時計や 常世つくり世 歯車合わずビル影の 青と日差しの黄金色 道行く人は 百代の客綿毛吹く あけかをたずね ふと見れば 昼日の野辺を まわるわたわた