指輪を見ながら
「やっぱり綺麗。私のに間違いないわ」とサニー。
「指輪を買ったんですか?」とウンタク。
「いいえ。男がくれたの。あの男」
「あの男?会ったんですか?いつですか?どうでしたか?」
「相変わらずハンサムで、相変わらず変わってた。変わってると思うんだけど、顔を見ると忘れちゃうの」
「その指輪、かなり古い物みたいですね」
そこに現れた幽霊3人。
その中のおばあさんが、「息子が可哀そうだから・・・」とウンタクに
「トッケビにロトの当選番号を聞いてちょうだい」って頼みます。
最初は耳を貸さなかったウンタクでしたが、
「あんたもついでに1枚買えばいいじゃない?」と言われて、その気になります。
家に帰ると早速・・・
「アジョシ、これ知ってる?アジョシは存在するだけでお手本だってこと。いつも本の傍にいる姿はとても素敵だわ。私もマネしないと。まあ!アジョシは、時計一つにしても宇宙を閉じ込めてるのね。芸術がアジョシの手首に座ってるわ。
それで、言って見るんだけど、ひょっとして今週のロト当選番号を知ってますか?」
「お前がどうしてロト番号を知りたいんだ?」
「今週のロト当選番号が分かれば、剣を抜く時間が出来るかもしれない・・・」
「4、10、14、15、18、22」
それをおばあさんに教えてやるウンタク。
振り向くと、シンが立っていました。
「あっ、びっくりした。私を尾行したんですか?」
「追跡だ。お前こそ正気か?」
「おばあさんは大丈夫よ。ものすごく正直に生きて来たんだから、これぐらいの褒美はもらったって構わないわ」
「幽霊にロト番号を教えてどうするんだ?」
「子供たちの夢に出て、番号を教えてあげるんですって。じゃあ私はこれで。図書館に。入試までもう日がないから」
でも、ウンタクが向かった先はコンビニ。
レジに行くとロトの用紙を出して、
「10枚」と言いました。
「未成年者はロトを買えないよ」
「えっ?そんな法律がどこにあるのよ!」
「そんな法律が確かにあるんだよ、学生さん」
今度は変装して
「10枚」
「身分証明書見せて」
「おじさん、これは秘密なんだけど、大切なことだからお話してるんです。世の中には守護神っていうのがいるんです。今は、これがおじさんの守護神になる瞬間なんです。信じないと!
これは今日の1等当選番号なんです。私がお金を出すので、おじさんが買ってください。それで、半分ずつ分けましょう。コール?」
「出て行け!」
コンビニの外に追い出されてもまだ諦められず、中のおじさんに向かって
「本当なんだってば!時間がないのに!」と叫び続けるウンタク。
「ここが図書館か?」
と後ろからシンの声。
「ここが図書館に行く道で最後のコンビニだから牛乳でも買おうかと寄ってみたのよ」
「牛乳を買わずにロトを買ってたけど」
「いつでも何でも知ってるのね、この両班は。
そうよ。ものすごくがんばったのに買えなかったのよ。これで満足?
おばあさんの息子は買えたかな?」
「買えなかった。寝る時間もなく働いていたから夢を見なかったんだ」
「じゃあ、どうするのよ!寝かせないと!収穫が良くなかったって言うのに!
ソウルにだけ雨が降ったからよ。ソウルにだけ」
「全ての雨は俺が降らせてるんじゃない。
絶対的な力には例外があるもんだしな」
「どういう意味なの?」
「今週のロトは当選が出ずに、来週は2億になるっていう話だ」
「だからそれはどういう意味なの?って聞いてるの」
「正直な夫婦だった。とてもおかしな夢を見るだろう。守護神がいっぱいおごるっていう」
「ホントに?じゃあ、来週当ててくれるの?お~、ちょっと素敵なんだけど」
「どうせ来週もお前は買えないのにどうして喜んでるんだ?」
「永遠に買えない訳じゃないわ。2カ月すると20歳になって、土曜日は毎週来るし、土曜の夜は良いだろうなあ。トッケビ!トッケビ!バーン!!」
「おい、知り合いのフリするな」
そう言って、帰って行くシン。
その時、コンビニのテレビで当選番号の発表が・・。
やっぱりホントに当選番号でした。
それを見て、コンビニのおじさんがぶっ倒れてしまいます。
「おじさん!大丈夫??」
と心配そうに見守るウンタク。
・・・・続きます。












