やっぱり、最初が大事! | 元営業マンの古賀芳郎が語るお仕事とOFFのヒント



おはようございます!
歴史好き営業コンサルタントの古賀芳郎です。






秋の長雨が続いた今年は、気がついたら
冬に入っていました。




そろそろ春咲きの花の準備をしなきゃなあと
漠然と思っています。




今春はチューリップの花を咲かせましたが、
この花は数がないと見栄えしないですね。



40年以上前になりますが、庭でチューリップを
植えた時に選びに選んで、その時流行っていた


“レッドエンペラー”と云う名前のものを咲かせ
ましたが、ずい分立派な花だったことを覚えて
います。




散り際も豪快でしたけどね・笑。







また、いとうせいこうさんの“植物男子ベラ
ンダ‐”・笑、みたいな話になりますけど、


私は小学生の頃からベランダでつくる
この小宇宙のような世界が
大好きでした。





昨年の5月に娘からもらったブルーベリー
の木が食害にあって枯れてしまったのが、
今年の一番の失敗でした。



今年の冬支度をまた“釣りしのぶ”の越冬
準備から始めます。



寒椿とか沈丁花を持ってないので、いつも
ながら冬の花が寂しいところですね。





この冬(春?)は“ロウバイ”でも観に行く
かなと今思いつきました。



関東周辺と云うのは、江戸時代に“町人文化”
が爛熟したこともあり、探せばいろいろな
文物のある、興味の尽きない場所です。


下町の路地裏など、ヘタな植物園より見事
な植物を育てている方が多数お見え
になります。


あのような植物を傷つけることなく、そっと
見守っている近所の方の心の中に日本人の
精神性の高さを感じて密かに誇りに
思っているところです。




このところ“江戸趣味”よりも実用性に
気が行っているので、またハーブ中心
のプランにしようと思っています。








では、営業のお話を少しいたしましょう。





最近のブログで、歴史も政治史に傾いたお話
ばかりしていましたら、もっと商売に関連
した話も出してほしいとのご助言を
いただきました。




それで私の一方的な見方で恐縮ですが、、、



歴史を形作るものに、権力欲・覇権欲がある訳で
すが、歴史家はどうもその面からだけでもの
ごとを捉えようとする傾向が強い
ように思います。



民族の興亡の中心には必ず経済があります。


ですから、政治を話している裏には不離不即
で商売・お金が絡んでいます。




話し方によっては、お金に目がくらんで他民族
を攻撃する“海賊・盗賊”のような集団も
あるわけです。




これをあからさまに語らずに政治の建前
だけ話していくので、良く見えなくなる
のだと思います。




ですから、“戦争”とは裏面に軍事力を使
った“強引な商法”と云う側面が
あります。



それで、、、


以前に“計算の立つ戦争とそうでない
戦争“と云う話をさせて頂いたのです。




あの時の話では、19世紀より以前の戦争は
勝てば大きな利益が見込めるものでした。


ところが、20世紀に入って“戦争”で莫大な
利益を得る勝者がいなくなったのです。




これが戦争を仕掛ける当事者の大きな誤算で
あったはずなのですが、ひとり米国だけが


いかにも大儲けしたように感じられるので、
いまだに力で脅しをかけて利益を得よう
とする輩が後を絶たないのです。





まぁ、そんなわけで、商売と戦争(歴史)を
引っかけた話は山ほどあることになります。



ですから、歴史(政治)の中に商売(営業)
の教訓を読み取ってほしいと思います。






いつも云いますが、“アイディア”の類は
普遍的なものは少ないと思います。



一番学んで欲しいものは、相手の手の内の
読み合いをしながら、戦いに臨んで行く
武将の心理・判断の仕方などを
見てほしいのです。




営業本の中には、“営業は戦争だ”と書いて
ありますよね。


その“戦術面”での話が大半ですが、私は
“指揮官の人間力”が小手先の戦術を
上回ると思っています。



経営者に人気のある“三国志”は戦術の塊
のような本ですが、実際はここに登場する
人間の力が歴史の結果を出している源だと
教えていると思うのです。





私は大阪の商社で社会人をスタートさせた
時にその上司から学んだことは、交渉術に
関することが多かったのです。




その上司は、『古賀なぁ、“交渉とは喧嘩”やっ!
最初で決まるでぇ。』




この方は剣道を学生時代やっておられた
ようで、向き合った瞬間に相手を見取る
ような感覚なんだろうと思います。




相手の発する“気”を感じて相手を推し測る
とでも云いましょうか。





やはり最初が肝心なんですね。




面談の重要性は、この商売の相手を推し測る
ことです。




なんか、政治家の胡散臭い“腹芸”みたいに
聞こえるかもしれませんが、そのビジネスの
成約規模が大きいほど、携わる人間の“質”
が問われます。




いくらプランが魅力的で緻密に見えても、
相手が“しょうもない奴”だったら、
止めるべきなのです。





19世紀のアメリカの様子を描いたB級映画
を見ていても、何通も来ているビジネスレター
を観ながら、琴線に触れた内容を持つレター
の主に、やはり取引前に必ず会おうとします。


相手が1週間くらいかけて駅馬車を乗り継いで
オフィスまでやって来て、会って相手の性根を
確かめてから取引を始めます。




やはりお金のことばかり言う昔のアメリカの
ビジネスマンも人間を確かめているのです。






ビジネスは最初が大事なのですね。







なんか、散らかった話になりましたが、
本日はここまで!