話しやすさの演出 | 元営業マンの古賀芳郎が語るお仕事とOFFのヒント



おはようございます!
歴史好き営業コンサルタントの古賀芳郎です。






前回、子供の頃のおもちゃの話をしましたが、
私の世代は、2005年11月に公開された漫画家
西岸良平原作の映画“ALWAYS三丁目の夕日“
に描かれたあの時代が小学生時代でした。





あの映画の中で主人公たちが整備工場の“鈴木
オート”で油まみれになりながら、機械(車)
と格闘しているようすを懐かしく見ていました。



1956年(昭和31年)の経済白書で“もはや戦後
ではない”と云う流行語大賞のような言葉が出て、
国中が一丸となって、高度成長の波に乗って行く
時でした。






この時代に、成人病、うつ病、認知症の話題は
ありませんでした。




まだまだ地元の商店街が元気のいい頃で、
年末の商店街の大イベントは必ず“福引”
でした。



たいてい大当たりはどこかの温泉招待
一組だったように思います。とにかく
庶民の間では“温泉”が大人気だった
のです。




まだ“海外旅行”はテレビと映画の世界
だけでした。







私の周りはGHQが残したアメリカ文化の
オンパレードで、テレビはアメリカドラマ、
映画もハリウッド映画で、日本の制作は
“チャンバラ(時代劇)”が全盛でしたね。




歌手の坂本九さんの大ヒット曲“上を向いて
歩こう”がアメリカのビルボード誌で3週
連続1位を獲得した頃、アメリカの芸能



関係者が“日本人は凄い、英語もしゃべれない
のに英語の歌を歌ってる”とか
言われてましたね・笑。





当事者の私は気が付きませんでしたが、
その頃日本は高度成長期に入りかけ、
未だ復興の真っただ中だったのです。




転換点は1964年10月の東京オリンピック
だったのだろうと思います。




この年オリンピックに合わせて、東海道
新幹線が開通し、日本の大躍進が
始まったのです。




そんな時代背景の中で、アメリカとの貿易交渉で
もめたりはしましたが、石油価格が暴騰していく
中もうまく乗り切って行った我が国も、




ついに、、、



誰かが仕掛けた罠にはまるかのように、1991年
3月から強烈な景気後退が始まり、高度成長が
“いにしえ”のこととなりました。





“バブル崩壊”です。





一口で云えば“信用崩壊”による経済成長率の
大幅な低下です。




象徴的には大規模な金融機関の破たんが出現
しました。





丁度“昭和”が終わって、“平成”になって
行った時期ですね。





誤解を恐れずに敢えて云うなら、、、

昭和の時代に行った旧列強に対する“勢力圏の
拡大行動“が戦争の敗戦で終わりを告げ、


次に行った“経済力の極端な拡大行動”がバブル
崩壊で終わりを告げたと云えないでしょうか?





どちらの行動も実は同じ勢力にストップを食らった
のではないかと私は考えています。



平成の今はその“昭和の精算”をしている時期に
当たっていると思えます。





一方、、、


今日本の対外資産は平成14年度で945兆円を
超える額になり、資産から負債を引いた対外
純資産も366兆円超の世界最大の
債権国になっています。



第二位は中国で214兆円、第三位はドイツ
154兆円となっています。





このバブル崩壊以降は“失われた10年”とも
“20年”とも言われていますが、着々と対外
投資を積み上げて来た20年だった
と云えそうです。




また問題の勢力が収奪にやって来て
いるでしょうから、今度はやられない
ように準備をしてもらいたいものですね。








では、少し営業のお話をしましょう。





前回は、営業トークでのコミュニケーションの
関して、面談時のあなたの目線の取り方に
ついてお話しました。



これだけでずいぶん相手の印象が変って
くることをお話しましたが、実はこれって
人と話をする時の基本なんですね。




あなたは学校で“人との話し方”なんて
教えてもらってないと思います。



と云うのは、そんな学科がありませんから
当たり前なんです。





ちょっと考える時に、目線を落し(外し)ても
、ふたたび話始める時に目線を相手に据えて
から話し始めます。




普通は自然にそうなるだろうと思うのですが、
今までの面談の中で、意外にそうじゃない人
がいます。




よほどシャイなのか、根っから失礼なのか
いずれにしても、ロクなものじゃありません。




相手からそうされた場合、少なくとも私は心の中で
『なんだ、コイツ!』と思いますね。






そこで、今回は少し角度を変えて、『話しやすさ』
について考えてみましょう。



人と話をする場合に、気がつくともう気楽に
話してしまっている人っていませんか?




一方、こちらが何となく身構えてしまう人も
いますよね。





話の入り方なんでしょうけど、私の師匠が
耳寄りな話をされています。



“レターを書くとき、いきなり本題に入る
ようなことはせずに、“世話話”から入る
ようにしてください“と。





テレビで“出来るMC”はゲストとの話も
非常にスムーズに入って行きます。




一時、時代の寵児となったみ○も〇た氏の
ようにやり過ぎて横柄な感じが出ている
のは困りますが、節度を心得ながら
嫌味もなく気持ちよく自然に。




これは、テレビなんかは事前に楽屋で
いろいろ時間をかけて相手とのリレーション


をとってから生本番なんだろうなと想像し
がちですが、多分初対面でも出来るんです。





よく、人と話をする時に目線と云うか顔の高さを
同じに合わせて話をすると相手とフレンドリーに
なれるというのがあります。




会話もそうで、これは形・姿勢ではなく、話の
内容の持って行き方なんですね。




よく皇室の園遊会なんかで、天皇陛下がお話かけに
なる時、ずい分相手を良く知っている人のような
話し方をされているのをご記憶ではないでしょうか?




あれはとても人数が多いので、おつきの方が全部記憶
していて、御傍で陛下に耳打ちされるのだろうと思い
ますが、話しかけられる方は自分の身近な話で来られ
ると答えやすいので、緊張感もほぐれますよね。





あれです。。。





営業マンは相手を見て、相手の身近な、そして
失礼のない話題から、相手に答えてもらうように
持って行って面談に入るようにしてください。





なかなか相手を見ただけでは難しいかもしれ
ませんが、日頃のネタ・引き出しの数がモノ
をいいますので、努力を惜しまない
ようにしてください。






では、本日はここまで!