”ひとの感性”にふれる営業 | 元営業マンの古賀芳郎が語るお仕事とOFFのヒント


おはようございます!
歴史好き営業コンサルタントの古賀芳郎です。





今日は早朝から札幌行きです。
今、羽田空港です。




しかし、、、


参っちゃいます、真に4時起きで、
朝6:30羽田発の一便に乗って
行くんですから。





“お江戸日本橋七つ立ち~♪”とありますように、
江戸時代の人たちの旅立ちは七つ(午前四時)
が普通でした。




これくらいで音を上げてはいけませんけど、
夜更かしは平気ですが、早起きは苦手です。





江戸の人は凄いですね、江戸日本橋~京三条大橋
までの490㎞を15日位くらいで重い荷物を
担いで旅をしていたようです。



平均33㎞/日になります、
本当に健脚だったんですね。






以前札幌大通公園~JR小樽駅(25㎞位)まで
徒歩で歩いたことがありますが、6時間かかり、
しかも到着後足がマメだらけでもう
一歩も歩けませんでした。




この実績をどうだとばかりに、札幌100キロ
ウォークの関係者に披露しましたら、そんな


体力じゃ、100キロウォークの参加は
認められないと門前払いでした・笑。





昔のひとの健脚は半端ないですね。





今回の札幌行も先週の京都と同じメンバーで、
飲み場所のセッティングが今度は私の方に
お鉢が回って来ました。


連休中で困ったのですが、幸い札幌の温かい
人たちのご協力でお休みにも拘わらず、
場所の確保が出来ました。




さて、3年ぶりくらいの北海道です。




私は毎月、東京田町の居酒屋で飲み会を
開いていますが、メンバーは2000~2003年
当時札幌勤務のサラリーマンの飲み仲間
15~16人で飲っています。



もう始めてから12年位になりますが、毎月
何とか都合をつけて皆さん参加してくれて
います。



メンバーは何かと札幌に用事のある方も
お出でで、札幌の情報はほぼ最新のものが
毎月聞けます。



さすがにもう札幌では、薄いセーターくらい
必要な気温のようで、こちらで云えば
春先3月くらいの感じです。



今回は、最近ニュースにもなりませんが、一時
有名になった旭川旭山動物園に行って来よう
と思っています。



通算で10年以上北海道にいて、有名に
なってからの旭山動物園は行ってないの
で、初めてになり愉しみにしてます。







では、営業のお話をしましょう。






以前に経済評論家の話を聞いていて、
日本のGDPは430兆円くらいで世界3位と
云うけど、そのうちの65%くらいが家計支出だ
と言ってました。



つまり、今問題の個人消費が伸びないと
日本のGDPは伸びて行かない訳ですね。


世界のトヨタの売上高が27兆円位ですが、
それより、国民のサイフの方が大きいと
云えるわけです。




日本国民も成熟社会の真っただ中にあって、
購買行動が大きく変化し始めています。



消費が伸びないと物価が高いのをすぐ
原因視しますが、お役所の調査にも
すでに消費者の購買行動には変化が
現れています。



80年代から変化を始めていますが、
消費者の購買動機調査で、“心の豊か


さ”を求めている人が、“モノの豊かさ”
を求めている人を上回り始めています。



元来、日本の労働運動は“生活防衛”
“米よこせ!”をテーマに盛り上がり
政府の無策を叩いて来ましたが、


その運動が近年盛り上がらなくなって
来ています。



原因はモノの“量ではなくて質を重視”
する方向へ変化をしている労働者に組合
が対応出来ていないからでしょう。





このことは、商売上も営業マンの販売
戦略に大きく影響しています。





かつては、“必要なものを供給する”こと
を使命として商売はありましたが、現在は
必需品は別として、ビジネスマンとして
売りたい商品が売りにくくなっています。



総じて、日本国内でも販売減少商品アイテム
が増加しています。


そのため、海外に活路を求めるやり方
が進められ、グローバル化と言われて海外
販売に力を入れる会社が増加しています。




しかし、国内でもその消費者の行動変化に
気づき、いち早く対応した販売に切り替えて
いるところは、大きな設備投資をしなくとも
販売を伸ばして来ています。



国民のサイフは大きいのです。



日本の経済規模は都府県単位でも世界の国別

GDPでいいとこへ行くのです。日本の地方
自治体より財政規模の小さな国が
多いのです。




この大きな国民のサイフに、あきらめずに
価値提供を続けていくこと、この国民の


感性に触れる商品を世に出していく努力を
惜しまないことが、安易な海外進出よりも
人材を育てるのではないかと思っています。



やはり、営業マンは、消費税アップに
目くじら立てる主婦が、片方で友達と
コンサートに平気で行っている現状を
よく考えねばなりません。



彼女らは買えない・買わないのではなく、
買う気にならないのだと。



あなたの考えることは、その商品にどれ
だけの価値があり、どれだけ相手の役に
立つかをどのように理解して
もらうかですね。





今あなたに、“消費者の感性に触れる”
営業が求められています。





それでは、本日はここまで!