新型コロナウイルス対策を通じた日中友好の足跡を記録に残そうと、中国出身者の支援組織「名古屋華助中心」とNPO法人「チャン・ビン二胡(にこ)演奏団」などの複数の団体が短編映像を制作した。
映像のタイトルは「風月同天」。「同じ天の下で月と風を感じる日中」という意味を込めた。中部六県の在日華僑・華人が撮影に協力した。
前半は、名古屋の二胡の演奏会や「にっぽんど真ん中祭り」などに参加する在日華僑・華人の交流をまとめた。後半は、コロナ禍でのマスク寄贈など中国国内への支援の様子を収録し、名古屋華助中心や、福建省出身者で構成する「日本福建経済文化交流会」が支援の成果を報告した。
音楽は二胡演奏団を率いる張濱(チャンビン)さん(51)が担当し、中国舞踊を教える「水蓮(すいれん)舞踊教室」の子どもたちも出演した。名古屋華助中心の鄭興主任(53)は「日中友好の絆を両国民が知る機会にしてほしい」と話す。
映像は約八分。名古屋華助中心のフェイスブックなどで閲覧できる。