10年目の七夕能楽堂コンサート、ご来場くださったみなさん、応援くださったみなさん、ありがとうございました!おかげさまでチケットは二週間前に完売して満員御礼でした。
今回は10年目の記念と、日中国交正常化45周年を祝って、二胡のふるさと江蘇省から特別ゲスト、15名の江蘇芸術家代表団が来日出演しました。
日本の能の舞台で、中国の伝統的な昆曲や、二胡だけでなく、笛子、琵琶、中阮、笙、古箏、パーカッション、ピアノ、チェロ…とても豪華な編成で、中国古典から現代曲まで演奏しました。こんな豪華なステージは、演奏者としてもとても幸せでした。
あまりに盛りだくさんの演目、サプライズで、お客様もびっくりされたかもしれません。
伝統演劇の昆曲は、とても貴重な演目で、おそらく日本の能舞台では初めてかもしれません。本当に日中友好だとおもいます。
昆曲は、特別な靴の衣装があるため、名古屋能楽堂の指導で、能舞台に全面板張りしました。名古屋能楽堂専用の板があり、貼るのも取るのも2時間かかりますが、普通の舞台と同じになってステージ靴でもハイヒールでも上がることができます。先にそれをお客様に伝えられなかったので、日本のお客様はびっくりされたようです。
中国の演奏家の皆さんも、板張りのない楽屋廊下では白足袋を履いていましたので、安心してください。
能楽堂は、舞台も楽屋も普通のホールと違い、特別なルールがあります。日本のしきたり、習慣を中国の演奏家たちも知って、貴重な経験になったとおもいます。
中国も日本もたくさんの方の協力があって、今回の豪華な能楽堂コンサートが実現しました。心から感謝します。
これからも、いろいろな中国の演奏家と日本の能楽堂で共演できたら嬉しいです。
翌日の豊田公演もありがとうございました。そのほかの活動も少しづつご報告します。