名古屋駅の新幹線のほう、西側を初めて歩きました。商店街のようなところを通って、その裏にある、三楽座に行きました。
三味線の著名な藤本秀内先生、85歳でとてもお元気、温かく迎えてくださって感動しました。
この建物は、30年前に、生徒さんたちの練習や発表の場がないから、自分で作ってしまおう!と生まれたそうです。いろんな苦労があって、こだわって、郡上の素晴らしい木材を使い、郡上の大工さんに何ヶ月もきてもらって作ったそうです。
ほんとに立派で、贅沢な空間で、なんとも言えない不思議な感覚になります。
藤本先生は木が大好きで、いろんな立派な木のものがあります。どれも思い出の深いお話があるものばかり。木の温かさ、木のパワーを感じます。
南京にも友好交流で行ったことのある藤本先生は、その時の感動のお話をたくさん聞かせてくださいました。二人のお兄さんが戦争で中国に行って、亡くなったそうです。もう一度、中国に行きたいなぁと、おっしゃる藤本先生のお話を聞いて、ほんとに感動しました。ぜひ、一緒に中国に行きたいです。
三楽座は、タイムスリップしたみたいに感じました。日本の心、文化にかける情熱、ほんとに深いです。いろんなことを考えました。
ありがとうございました。