10月17日に、津のお城ホールで演奏します。今回は13年ぶりで、その前何度も演奏した思い出あるホールで、留学時代最後の演奏もお城ホールでした。
リクエスト曲「川の流れのように」を弾きながら、これが日本で最後の演奏になるかもしれないと思ったら涙が止まりませんでした。伴奏の先生も泣いていました。
その時、日本ではまだ芸術ビザの対象ではなかった二胡で、二度目の申請を出していて、もしビザがおりてまた日本で演奏することが出来たら、この曲を毎回必ず演奏しようとお城ホールで決めました。
終演後、ひとりのおばあちゃんが「月の砂漠を聴いて涙が出た。今まで生きてきてよかった。」と強く握手してくれたことは今でも覚えています。
留学思い出の物と、まだ赤ちゃんだった娘のヒナを抱いて船で中国へ帰りましたが、他の荷物は久居の方が「必ず戻っておいで」と預かってくれました。
おかげさまで日本初の二胡芸術ビザをいただいて、日本に戻ることができ、日本でも中国でも毎回「川の流れのように」を演奏しています。