先日、ベリー・ブラザーズ&ラッド(BBR)の試飲販売会に参加した。
セラープランというBBRのワイン積立に加入していると、この試飲会では会員価格からさらに優待が受けられる。
しかも、飲んだことないワインが多く飲めるのだ。
それもあってかなりの確率で参加して購入している。

今回は泡5(フランチャコルタ1、シャンパーニュ4)、白6(ブルゴーニュ5、サンセール1)、赤10(ブルゴーニュ3、サンセール1、ローヌ3、イタリア3)、蒸溜酒1の計22種。

目玉はドン・ルイナールのブラン・ド・ブラン、2010ヴィンテージ。
素晴らしいブラン・ド・ブランで、価格も他で買うより安いがこれはさすがに見送った。

購入したのは白2種、赤1種。
白は二つともバシュレ・モノというドメーヌの2020ヴィンテージ、エントリークラスのキュヴェだ。

ドメーヌ・バシュレ・モノは、コート・ド・ボーヌのマランジェに本拠地を構える。
2005年に創業した歴史の若いドメーヌで、当主はマルクとアレクサンドルのバシュレ兄弟だという。
父であるバシュレ家と祖父のモノ家のワインづくりを引き継ぎ、フラグシップはグラン・クリュであるバタール・モンラッシェ。
コート・ド・ボーヌの20のアペラシオンに23haの畑を所有しているとの事。
評論家からも評価の高いドメーヌで、ピュアな果実味に溢れたリッチな白ワインをつくる。

購入したのは、一つはブルゴーニュ・コートドール・ブラン。
そしてもう一つがサントネ・ブラン。
バシュレ・モノはシャサーニュ・モンラッシェもオンリストされていたが、それ1本の値段と買ったもの2本はほぼ同じ。
しかも味的にもサントネは、シャサーニュとさほど遜色がないと感じた。
そういえばサントネの白は飲んだことがあっただろうか。

コート・ドール・ブランもそこいらの村名格と同等以上のクオリティで、スーパーACブルゴーニュと呼ぶべきワイン。
バシュレ・モノが手頃な価格で味わえる、ワイン2種だった。




そして、ドン・ルイナールを除けば圧倒的に好きな味だったのが、ジャン・リュック・ジャメのコート・ロティ テラッセ2019。
北ローヌの2019は好きなヴィンテージなのもあるが、非常にエレガントなシラーで気に入った。

ジャン・リュック・ジャメは、銘醸ドメーヌであるドメーヌ・ジャメからジャン・リュック・ジャメが独立したドメーヌだそうだ。
ジャメ自体飲むのは初めてだったが、これまた非常にいいワインだった。
価格的にも、今時のブルゴーニュと比べるとかなり値頃感がある。
あと5年くらいは熟成させた方がより楽しめそうだが、コート・ロティは手元に在庫が薄かったため購入を決めた。


今回も素晴らしいワインが飲めて、特別価格、送料無料で満足いく買い物ができた。
インフルエンザなどの感染症の影響か、いつもより少し人が少ないようだった。
いつも通りいい試飲会だった。