毎年限定品がリリースされる、業界最大手のディアジオのスペシャルリリース。
今年2023の概要が見えてきて、2週間ほど前からちらほらと内容が聞こえてくるようになった。
今年は7つのウイスキーがリリースされる予定だそうで、10~14年熟成のウイスキーがほとんどだという。
そんな中唯一、グレンキンチーのみが27年と長熟レンジだそうだ。



他には2年連続になるクラインリーシュ、後はラガヴーリン、オーバン、シングルトン・オブ・グレンダラン、モートラックとよく選ばれがちな蒸溜所が名を連ねるが、特筆すべきはローズアイルが入っていることだろうか。

ローズアイルはモルティング工場に併設して2010年に設立された、スペイサイドにある新しい大規模蒸溜所だ。
基本的にはブレンド用の原酒を作る目的で設立されたのもあり、今までシングルモルトとしてはリリースがない。
ローズアイルがクレジットされた唯一のウイスキーは、ディアジオが所有するすべての蒸溜所の原酒を使った、コレクティバム28というリミテッドのブレンデッドモルトだけではないか。
しかし1/28ではどんな味かというのはさすがにわからなかった。

また、モートラックは喜之助蒸溜所のカスクでフィニッシュをかけたものらしく、ラベルも侍があしらわれている。
スペシャルリリースも、プライム帯のラインナップと分けられたため、蒸溜所の最先端の姿や上記のように新しい樽の試みを披露する意味合いに変わってきている印象だ。

発売されたら一通り飲んでみて、気に入ったものがあれば購入してみたいと思う。