英国の女王陛下、エリザベス二世が在位70周年を迎えた。

2022年6月2日~6月5日まで祝日となり、プラチナジュビリーを祝うイベントが開催されたそうだ。

当然私が物心ついたときは、すでにエリザベス二世が英国の女王だった。

96歳の今でもお元気に公務を行われているのは、素晴らしいことだと思う。


そのプラチナジュビリーを祝う限定ボトルが、ウイスキーファンにとっては楽しみなところだが、今回はどのようなウイスキーが出るのだろうか。


エリザベス二世が即位されたのは1952年のため、1952~2022年の70年熟成ものとなると出せるところは限られるだろう。

おそらくこのスペックのウイスキーが出せるのは、老舗ボトラー、ゴードン&マクファイル(G&M)位のものではないか。

60周年の時は1952~2012年のグレングラントが出ていた記憶がある。


※完全にスルーしていたが、見返してみたら5月27日にG&Mのインデントのオファーが来ていた。

やはりグレングラントで、即位した1952年ヴィンテージ、在位70周年の2022年2月6日に瓶詰めされている。

価格は税込約350万というとんでもない価格だ。

ショットでも15万以上する。。。




王室御用達のワイン商、ベリー・ブラザーズ&ラッドからは、すでにテイラーズ プラチナム・ジュビリー ベリーベリーオールドトウニーポートの案内が来ている。

90年以上前のワインを中心に、80年以上前のワインをブレンドして作られた特別なキュヴェだそうだ。

ポートはポルトガルの酒精強化ワインだが、その価値を見出だし広めたのは英国の人々だ。

これだけのお酒が買える値段で出てくるのは素晴らしいことだし、ウイスキーにも期待したくなる。

 

また、先日ウイスキーエクスチェンジから、1953~2013の60年熟成で60本限定で出ていたらしい、ダイヤモンドジュビリーのグレンファークラスのボトルのオファーが来ていた。

£10,000という超高額ボトルで、端から買えないと思っているためこのボトルの存在すら知らず、こんなの出てたんだ!と思った。

グレンファークラスは今蒸溜所に残っている最古のヴィンテージは1953だそうだから、1952-2012は出せなかったのだろう。

1953がもしまだあるのであれば、来年には1953-2023の70年が出てくるのだろうか。



またシーバスブラザーズからは、エリザベス二世と関係深いロイヤルサルートのプラチナジュビリーエディションが出ると思われる。

ロイヤルサルートが、そもそもエリザベス二世の戴冠式の際にリリースされたというウイスキーだし、ダイヤモンドジュビリーの時も確か記念ボトルを出していたはずだ。

また、ラフロイグも10年前は18年もののダイヤモンドジュビリーエディションを出していた。

中身は普通の18年で筒だけ違うという説があったが、飲んでも確かにさほど違いが分からなかった。

ラフロイグもまたワラントを賜った王室と関係の深い蒸溜所だけに、どんなものが出るのか楽しみだ。


ダイヤモンドジュビリーの時も高額なものが多く、買えないものが多かったが今回は輪をかけてそうなるのだろう。


下の写真はダイヤモンドジュビリー時に私が唯一買えた記念ボトル。

まだ分社する前のダグラス・レインが出した、オールドモルトカスク(OMC)シリーズのロイヤルブラックラ12年シェリーカスク。

通常緑色のラベルのOMCだが、ロイヤルブルーのラベルでダイヤモンドジュビリーのロゴが入っている。
味はたいした事はなかった気がするが、お祝いボトルなのでもう少し寝かしてから、いつか王室ゆかりのイベントの時に開けようと思う。

プラチナジュビリーではどんなウイスキーが出てくるのか、楽しみだ。