今までどのくらいの数のウイスキーを飲んで来たのだろう?
相当な数だと思うのだが、さすがにそれらを記憶にとどめるのは限界がある。
うまく整理できている方もいるだろうが、大雑把な私は携帯を変えたりすると写真も見れなくなってしまうのが現状だ。

同じようにワインでも、この造り手のワインは飲んだ事あったっけ?とか、おいしいと思ったあのワインって何年のヴィンテージだったっけ?となっている。
特にワインは同じような名前の作り手が多いし、年齢とともにだんだん記憶も怪しくなっていっている。
記憶力には結構自信があったのだが、特にヴィンテージや飲んだ畑なんかは、思い違いをしていることがよくあるのだ。

しかし、今まで飲んだワインの記録、飲んだ感想や評価を簡単につけておける、とても便利なアプリがある。
それがこのVivinoというアプリで、ラベルの写真を携帯のカメラで撮るだけで、瞬時に自分が飲んだワインが記録されていく。
さらに評価や簡単なメモを書くと、どんな味や印象だったのかがどんどん蓄積されていくのだ。

↓↓↓ Vivino






※ラベルをカメラで撮ると、瞬時にそのワインが何かを判別してくれる。
そしてこのワインは今まで6件のヴィンテージを飲んでいて、同じワイナリーのワインのこのキュヴェ以外に、5件飲んでいる事もわかる。

しかも無料で使うことができるし、自分が飲んだワインがデータにまだ記録されていない場合、そのワインを登録し世界的なデータベース化に貢献することも出来る。
またカメラでは認識しなかったワインがあると、照会を頼むと少し時間がかかるが、専門家がどのワインかを照合してくれる。

使う人によっては膨大な数のワインから評価の高いワインをチョイスし、ワイン選びの参考にすることもできるだろう。
最近ではこのアプリから興味をもったワインを、リンクしているワインショップで購入する機能も実装された。

私の場合は、飲んだワインをスキャンして記録して振り返る、という使い方にほぼ特化しているが、とても役立っている。

さらに、セラーという機能があり、いつそのワインをセラーに入れたかを記録する事にも使える。
メモ欄にどのセラーのどこら辺と書いておけば、どこに入れたかを探し回る必要もなくなる。
飲みたい時に飲みたいワインを開ける事ができ、重宝している。
ワインの世界を拡げていくのにとても便利なアプリだと思う。

使い勝手が悪い点をあげると、ラベルを拡大して撮らないと読み込みの精度が低い点だろうか。
そのため、瓶のネック部のシールにヴィンテージ表記がある場合は写真に入らないため、ヴィンテージは高頻度で補正をしている。

また、畑名も間違えることもちょくちょくあるのと、同じ村名や畑名で赤も白も作っていたりすると高頻度で間違える。
例えば、ボーカステルのシャトー・ヌフ・デュ・パプは赤も白もあるが、ラベルは同じためかそこまでは認識してくれない。
白を飲んだのに赤ワインと読み込んだかと思えば、その逆もある。
しかし、簡単に補正ができるので大きな問題ではないと思う。



もちろん大きな試飲会などでは、飲んだワイン全ての写真は撮れないから、飲んだワインを全て記録できているわけではない。
だが覚えおきたいワインは、リストをもらってチェックし後から入力することは出来る。

もしウイスキーにこれと同じようなアプリがあって、飲み始めてからのほとんどを記録できていれば良かったのになあと思う。

便利なアプリをうまく活用して、よりワインの世界を楽しむ事をおすすめしたい。