現在正産期に入った妊婦です。

「臨月」は赤ちゃんが生まれる1か月のこと、

「正期産」は赤ちゃんが10か月目で生まれること、

「正産期」は臨月に入り赤ちゃんがいつ生まれても良い妊娠37週以降のことです。

と言うことで妊娠39週目に入りまして、いつ陣痛が来るか分からない時期に

のん気にブログを書いております。

 

今回は、妊娠中によく耳にする「妊娠糖尿病」について

自らの経験を元に書いていこうと思います。

※数値や基準はあくまでも各病院や担当医、栄養士において

誤差がありますので目安として参考にしてください。※

※専門家ではないのであくまでも経験談として読んでください。※

 

まず、「妊娠糖尿病」とは、妊娠をしたことによって

発生する糖尿病患者のこと示しており、

妊娠していない場合の糖尿病患者とは異なります。

ですので、「妊娠糖尿病」を患ったからといって

産前からそうではないですし、産後もそうとは限りません。

ですので、診断されたからと言って一生糖尿病患者とは限りません。

あくまでも、【妊娠中は!】と思ってもらえたら大丈夫です。

 

次に、「妊娠糖尿病」を患ったことでのリスクを説明します。

妊娠中はお母さんが摂取した栄養は、

赤ちゃん→お母さんの順番で赤ちゃんに優先的に回ります。

糖尿病にかかっていると血糖値が高いということで

赤ちゃんに必要以上の栄養が行ってしまい、

出産時に4000gを超える【巨大児】になる可能性があります。

また、赤ちゃんが将来的に肥満や糖尿病になる危険もあります。

自然分娩(経腟分娩)を希望している場合は巨大児になると

出産時にスムーズなお産が出来なくなり、

緊急帝王切開や母子に危険が及ぶということが一番のリスクです。

 

次に、「妊娠糖尿病」が発見される検査について説明します。

各病院について異なると思いますので、私の経験からすると

妊婦検診で毎回受ける尿検査で尿にふくまれる糖の割合が高いと

まず医師は病気を疑います。1回だけで判断するのではなく、

何度かその状態だと、次はブドウ糖負荷の検査を受けます。

こちらは3回血液検査をしますが、

1度目は何も摂取していない状態で

それが終わると激甘の炭酸水を飲まされて

1時間後に2度目の血液検査を、2時間後に3度目の血液検査をします。

この血液検査では、主に血糖値を中心に診ており

この血糖値が基準より高い場合は「妊娠糖尿病」の診断をされます。

診断の数値の幅は病院ごとに異なる可能性もありますが、

「妊娠糖尿病」の基準は妊娠していない場合よりも

厳しめに数値が設定されているそうです。

 

よく聞かれるのが、朝ご飯を食べたから引っかかったのではないか?

ということなのですが、一度の尿検査だけでは判断していませんし、

ブドウ糖負荷の検査では食事を抜いてからの検査になりますので

それで診断されるということは、間違いはありませんので

受け入れて出産までは血糖値を制御するしかありません。

 

次に、「妊娠糖尿病」の投薬などについてです。

1つ目は血糖値を測定することです。

人により回数や測定時間は異なりますが、

私の場合は朝ご飯前(食事を摂取していない状態)と3食摂取2時間後の

計4回に測定することになっていました。

2つ目はお腹に【インスリン】を注射することです。

この【インスリン】が体内の糖分をコントロールしてくれる役割があります。

その人の血糖値により、どのくらい打つのが決まります。

食前に打つもの、食後に打つもの、寝る前に打つものなど

普通の飲む薬を同じような種類があります。

血糖値が安定もしくは低下してくれば減量されますが、

妊娠周期が進むにつれて血糖値も上がりやすくなるので

血糖値が変わらない、もしくは上がってしまうようであれば増量されます。

私は特にひどく、3食毎食前と夜寝る前に打っていました。

私の場合は32週~35週は特に血糖値が高かったです。

 

では、「妊娠糖尿病」で私は一番大変だと思った食事制限について説明します。

私も勘違いをしていたのですが、ダイエットとは違うので

炭水化物を食べてはいけない訳ではなく、

赤ちゃんの成長のためにも3食バランスよく食事をすることが

大切になってくるそうです。

逆に炭水化物を食べないで【インスリン】を打つと

低血糖という危険な状態になってしまうので食べないのはダメだそうです。

3食毎日同じくらいの時間に食べるようにして

バランスの良い食事にすれば特に問題はありません。

注意するのは、塩分と糖分の量だそうです。

 

そして、揚げ物や甘い物はなるべく摂取しないように気を付けます。

通常の妊婦さんは体重を増やすために

多少の揚げ物や甘い物を摂取している方もいますが、

「妊娠糖尿病」を患っている場合は肥満度にもよりますが

揚げ物や甘い物は基本NGです。

マック・ピザ・スタバなんかは絶対にダメでした…泣

理想となる食事は、一汁三菜のような定食のような食事です。

白米や玄米など炭水化物、お味噌汁、メインのおかず、サブのおかず。

吉野家ややよい軒ので出てくるようなあの定食です。

 

これだけ見ると料理好きの妊婦さんはそこまで苦では

ないのかもしれませんが、

私は料理も得意ではなく、そもそも3食食べる習慣がなく、

夜ご飯しか食べておらず尚且つ高カロリーなものが大好きだったので

1から食生活を見直すことになりました。

この妊娠を機に料理も頑張ってするようになりました。

 

また、飲み物も基本は水かお茶になります。

妊娠しているだけでコーヒーや紅茶などカフェインが入っている飲み物が

制限されますが更に血糖値制御のためにはジュースもNGです。

食塩や砂糖が使われていない果汁100%のフルーツジュースは1杯なら

飲んでも問題ないとは言われました。

摂取カロリーについては、その人の妊娠中の運動量なども含めて

栄養士さんに計算してもらいましたが、私の場合は1日1800キロカロリーでした。

私は予定日前からの産休を取るまでは働いており、

30週くらいまでは毎日2時間ほど歩いていたりもしたので

そこまでは上手く制御できていましたが、

切迫早産になりかかってしまい、歩くのを禁止されたことや

妊娠中に一番血糖値が上がりやすい時期が32~35週辺りだそうで

その時期は以前は血糖値が上がらないものを食べても

血糖値が上がってしまっていることがありました。

 

私は元々がデブだったので、かなり早くから「妊娠糖尿病」の診断をされ

毎日血糖値測定とインスリン投与をしておりましたが、

中期辺りにはどちらも針を使い痛みを感じることにイライラしてしまったり

食事制限をしているせいで好きなものを食べられないことで更にイライラしました。

特に血糖値が上がりやすい時期は重ねて体が糖分を欲していることが

実感できるくらいだったのでその時期は本当に大変でした。

私のようにかなり縛りすぎてしまうと反動でイライラするので

気晴らしが必要になるかと思います。

 

たぶんこれを読んでくれている方の中に

「妊娠糖尿病」の診断をされた方もいるかと思いますが、

1つ間違いなく言えるのは、妊娠するまで本当に乱れた食生活をしていた私でも

赤ちゃんは現在3000gで巨大児にはならずに

元気に育ってくれていますので、そんなにネガティブにならなくても

大丈夫だよ!ということを伝えたいです。

また、赤ちゃんの体重が心配の場合は、

母子健康手帳の中に胎児の体重グラフを書くところがありますので、

その平均範囲内に毎回検診の時に収まっていれば

赤ちゃんは巨大児にはならないです。

お母さんは食事制限で大変かもしれませんが、

出産が終われば好きなものを食べられますので

赤ちゃんのために頑張ってみてください。