「ペットを飼いたいと思っている人へ・・・」
個人的な意見になりますが、ペットを飼うにあたって注意しなければならない事があるので書きたいと思います!
(今回、このブログに私が飼っていたペット達の写真をたくさん載せたかったのですが、携帯をダムに落としてしまって、昔の写真データが消滅した為、愛犬レオの思い出写真を中心にたくさん載せたいと思います!)
私は動物好きだった事もあり、小さい頃からペットショップに行く事が好きでいろいろなペットを飼ってきました!
柴犬、ビーグル、文、亀、ロップイヤーラビット、淡水熱帯魚、淡水魚、海水魚などなど・・
今はコーギーだけ実家で(現在私は結婚した為に実家から出ていますが近くには住んでいます)飼っていましたが、最近(2019/6/16)にその溺愛していたコーギーの「レオ」が末期ガンで亡くなりました。
とてつもないショックで、この気持ちはペットを溺愛してその存在を失った方のみにしかわからない感情だと思います。
その様々な経験から、「ペットを飼ってみたい、飼おう」と思っている方へ少しは参考、お役に立てればと思い、
「ペットを飼う前に知っておきたい心構え」
を、主に愛犬レオの話を中心に書いていきたいと思います!
まず、ペットを飼うにあたって最初に頭にいれておかなければならない事は、ペットショップで売っているかわいい動物達は必ず、
「歳をとる」
ということです!
いつまでも小柄な赤ちゃんではなく、大体の動物が人間よりも早いスピードで歳をとっていきます。
犬であれば、小柄な赤ちゃんから約一年で成犬になり、そして老犬になっていきます・・・
歳をとるスピードも犬の種類や大きさによるみたいですが、犬は人間の約5倍のスピードで歳をとります。
その為、いつの間にか歳をとってしまっているので、短い時間の中で「中身の濃い一生」にしてあげましょう!
そして老犬になれば病気も増えていきます。
目が見えなくなったり、内臓が悪くなったりして薬づけの生活になったり、ヘルニアで足が動かなくなってトイレもできなくなり、オムツをしてあげたり、将来、介護状態にもなることも場合によって考えられるでしょう。
先日亡くなったレオの場合、赤ちゃんの時点ですでに足に腫瘍ができ、その腫瘍を切除する為に全身麻酔が必要だった為に去勢手術も一緒にしてもらいました。
小さい頃から肝臓も悪く、好きなご飯やおやつも亡くなるまで病院から指定されたものしか食べられず、耳掃除をしないと外耳炎になるタイプだったので定期的に耳掃除が必要でした。
成犬になってからは血便も出た為、通院したり、草むらを散歩していたらマダニがくっついてきてしまい、腫れた箇所を治療してもらったりしました。
そして約13歳4ヶ月になる頃、急に倒れてしまいました。
検査したところ、何かしらの出血によって体の約半分の血がお腹の中で出血していた事がわかり、さらに体調を見ながら検査したところ、腎臓にがんがあることが造影剤によって発覚、2週間ほど入院し、厳しい状況でしたが、血の量が増え、体調のいいタイミングで手術してもらうことになりました。
そしてお腹を切ってみると十二指腸、すい臓、腸にがんが圧着していて、このまま手術を続けると術死する可能性が高いとのことで、そのままお腹を閉じてもらうことに・・・
それから数日して退院、家で余生を過ごす事になりました。
生きる為に飲みたくない素振りをするくらい嫌がる薬を何種類も飲み続け、そのうちいつも食べていたご飯のドッグフードも消化できなくなるくらい消化器系も弱くなってきてしまい、その為に缶詰めのやわらかい犬用のご飯に切り替えましたが、さらにその缶詰めですらも吐いたりするほど消化能力が落ちてきた為に、先生の指導のもと、少しずつ消化させる狙いで缶詰めのご飯の回数を1日5回に分けたりしました。
体力も日に日に落ちてきて、ご飯を食べる時、いつもは立って食べていたのが普通でしたが、ふせをした状態で食べるようになり、やがて休憩しながら食べるようになりました。
もちろん体調が悪い時は食べない日もありました。
レオの場合は、とても具合悪い時だけ、ゲージのそばで見守る家族がいる側から離れた場所に移動し、そっぽ向いた状態で丸くなりながらふせをしてじっと痛みに耐えてたり。(これは家族に心配させないようにしている行為と先生が教えてくれました!)
そして亡くなる前には後ろ足も動かなくなり、ゲージで体勢を変えようと体力ないながらも一生懸命動こうとするのですが、後ろ足が動かない為にあきらめてみたり・・
オムツしているのにもかかわらず以前トイレしていた場所まで一生懸命移動してオシッコしようとしてみたり・・
ペットが体調悪くとも、どこまで病院に助けてもらうかってところはありますが、レオの場合はうちの家族にとってペットというよりも「息子や孫」と変わらないレベルで溺愛していた存在だったので、体が弱くとも何かある度に病院に連れていって治療してもらっていました。
では参考までに…
動物病院にどれくらいのお金がかったのか?
レオのケースで説明させていただきます。
(あくまでも通った動画病院の場合です!)
レオには通院回数無制限、一回の通院で1万円、手術は10万円まで負担してくれる犬の保険に入ってました。(保険料➡月々あたり約一万円)
・小さい頃から腎臓が弱かった事から、病院に月一回通院してました。
その通院代が月々2万円(実費1万円)
(毎食後飲んでいる薬代も含む)
体調崩してからは、
4月9日から15日入院して
4月分の支払いが80万円(実費48万円)
5月は13回の通院のみで20万円(実費10万円)
6月は3回の通院で4万円(実費2万円)
入院➡1日あたり25000円~30000円
手術➡10万円
という支払い金額です!
と、長くなりましたが、レオの場合、体調崩してから亡くなるまで病院にたくさんお世話になりました。
体調崩してからは実家の親もレオの世話だけではなく、仕事している子供達に毎日昼間、レオの状況のメールを不器用ながら画像付きで送ってくれたりと、本当にいろいろな事がたくさんありました。
「かわいいペットが体調が悪くなっているとなれば、すぐ病院に連れていってなんとか治して助けてあげたい・・・」
実際そのスタイルになるとたくさんのお金がかかります。
でもさらに多大なる治療費ゆえに金銭的な問題で助けられず悔やむ事もあるかもしれません。
実際、その詳しい内容はその時にならないとわからない事ですが、おおよそでもいいのでそうなった時に「自分ならどこまでならしてあげられるか」ということも飼う前に想定して考えておきましょう。
体調を崩す時は突然やってきます。
私の場合、実家にいる親がつきっきりで看病をしてくれていましたが、私も休みの日、何も予定がない時は極力レオのそばにいましたし、平日はレオの顔を見る為に、仕事終わってから妻と一緒に毎日実家へ通ってました。(会いに行く度に喜んでくれていたレオの笑顔が今でも忘れられません)
この事から一人でペットを飼うとすると、誰かに頼ることもできずにすべて自分一人で背負って世話しなければならない為、できる事は限られます。
特にペットが体調崩したときに・・・
「その事」を自分自身でしっかり理解しておかなければなりません。
自分はどこまでの金額までなら治療をしてあげられるかという事をしっかり決めて、実際そのような状況になったら、その考えの元にして臨機応変に対応してあげましょう。
ちなみに、
「治療にあたっては、ペットの立場になって考えるのではなく、飼い主さん中心で考えてください」
⬆️獣医の先生にうちの親がレオの通院の際に言われた言葉です。
おそらく、いくら動物の保険に入って治療費を支払っているとしても、ペットにかかる治療費は人間の治療費の非ではない為、心配してくれた言葉なんだと思います。
ちなみにレオの場合は、先生から
「次の日生きれるかわからない、厳しい状況です」
と言われた状態でも、何回も奇跡を起こし、手術から約2ヶ月間も生きることができました!(人間でいえば約10ヶ月でしょうか?)
治療の他にも、「レオの生命力」と「運」と「家族と一緒にいたいレオ自信の強い気持ち」が長生きしてくれた要因だと思っています!
ここまでは、
「ペットも必ず歳をとり、病院にかかるということは多大にお金がかかり、そして飼い主の金銭的な理由から助けたくても助けられないケースもでてくるので、その時、自分自信を許せないと悔やむ人もいるかもしれません。
でも、そうならないように飼う前からそのケースもあるという事を認識して、しっかりとした心構えをもってから飼いましょう」
ということまでお話ししました。
そして次は、
「必ずその日(別れ)がやってくる」
ということです。
わざわざ言葉にするまでもありませんが、死に対してその日がいつかくると覚悟を決めて割りきれるように頭では考えていても、いざその時になると立ち直ることができないほどのショックを受ける私のようなタイプの方もたくさんいると思います。
ペットの種類もいろいろありますが、とても長い年月を一緒に過ごしたペットであればこそ、よけいに別れのショックはとてつもないものになるでしょう。(私の場合はレオが「末期がん」という病名の告知をされ、どうやっても助けてあげる事ができないと知った時は、あまりのショックで食欲がなくなり、体調不良で病院で点滴されるくらいまででした。)
ペットが体調悪い時、そして死にそうな時に仕事を休めない場合のもどかしさと苦しさと辛さ・・・
仕事をしている以上、家で見てあげれる人がいるケースは、もしかすると実家暮らしとかでなければなかなか難しいかもしれません。
私は、ペットを飼って元気にしてふれあっている時から、「この子もいつか死ぬ時がくるから、今この瞬間をとても大切にしてあげたい」と、いつか別れがくることを常に頭に入れるようにして接するようにしています。
その考え方は今までペットの「死」を何回も目の当たりにしてきたショックから芽生えてしまったものかもしれません。
ペットとのかけがえのない今という戻らない時間を大切にしていれば、素敵な時間を過ごしながらもいつかくる「その日」に悔いを残すことはないだろう、と・・・・・
ちなみに私は全く霊感はなく、幽霊も見たことがない私ですが・・・・
前に飼っていたビーグルが亡くなった日の夜、ベッドで寝ていた私は、お腹の上に犬のような小さい足の裏の重みを感じました。
そしてそれがなんと四足歩行で歩いて行ったのです!!
今までの人生でも経験のない不思議な体験でした。
また、職場の駐車場で野良猫が死んでいた昼間、倉庫で急にたくさん物が倒れてきた事もありました。
それも今まで仕事をしてきて一回も起きた事がない事象でした。
亡くなった後に共通して奇妙で不思議な経験を私は偶然にも2回も経験した事から・・・
私は「魂」はきっとあると思っています!!
これはレオが亡くなった日の夜に動物病院の先生がわざわざ家に花を持って会いに来てくれた際に言ってくれた言葉です⬇️
「オカルト的な話は我々医者はふつうはしないのですが、基本、犬や猫が好きな人達がそのままこの道(獣医)に進んだ人が多いんですね。私も以前飼っていた猫が亡くなってから「そこにいる!」っていうような「体は無くなっても魂はある」という奇妙で不思議な経験をしたりしたことがあります。
特になついた動物が亡くなった時に起きるこういった現象は、私も含めてかなり話を聞くんですね。
そういうオカルト的な経験は医者を含めて動物好きな方はけっこう経験している体験なんです。
一人、二人ではなく、みんなが体験しているっていう事はきっと理由がある事なので、まだ今の科学でわかってないだけで、何かはきっとあるんですよ!」
と、お話してくれました!
きっと、人間にも言える事なんでしょうね。
様々な自分自信の体験やいろいろな話を聞いてきた今の私は、
「「体」は時間制限があっても「魂」はきっとある!
ペットも肉体がある時間をとても大切にしてあげたい!」
と思うようになりました!
ペットは飼い主を選べません。
そのペットは人間の勝手な都合によって、親や兄弟からも引き裂かれた状態でペットショップにいる事を忘れないであげてください。
その分幸せにしてあげてください。
幸せにできるかどうかは飼い主次第なので。
命を一生背負う覚悟持ち、
「お店から救ってあげる」(ペットショップが悪いという意味ではなく、あくまでもイメージ)という気持ちで連れて帰り、
死ぬ時に「他のどの家庭にいくよりも、ここで暮らせて幸せだったよ!」と言ってもらえるように幸せにしてあげたい。
⬆️これが私個人のペットを飼うにあたっての考え方です。
ペットは言葉を話せないので、具合悪い時や、いつもと違うような時は特に飼い主がその気持ちを察してあげるしかないのです。
ペットが苦しい時は、家族以外助けてくれる人は誰もいません。
いろいろ堅い考え方かもしれませんが、私が伝えたい事は必ずしも「軽い気持ちでペットを飼ってほしくない!」ということではなく、ただかわいいだけではなく、「将来、このようなことが現実にあるという事を理解した上で飼ってほしい」という事だけです!
可愛がってあげれば、これ以上ないほどの日常の幸せをくれる家族(天使)になってくれるはずです。
私が感じたのは猫は飼ったことがないのでわかりませんが、犬は周りを察して心を読むことができます。
本当に犬は頭がいいと思いました。
他人ではわからない事も長く一緒にいる家族であれば、犬の仕草や表情でどういう事や物が好きか嫌いかをわかるようになってきます。
例えばレオであれば、
強がりの臆病で、人見知りで照れ屋なところもあったり、雨が嫌いだったり、奇麗好きだったり、体調悪い時は家族に心配させないように気を使えるほど、家族が大好きな本当に優しい子でした!
細かく書くとまだまだあるのですが、言葉が通じずとも見ているといろいろな発見があって、かわいさ倍増ですね!
レオが亡くなった今でも、もしもレオがいなかった場合の空白の13年間と比較したとすると、本当にレオのおかげでこの13年間はこの上ないほど、かけがえのない、きらびやかな時間を過ごすことができたと思っています✨
ペットを飼うと、いずれ別れがくる事はものすごく悲しいですが、これから過ごす空白の時間よりも、とても幸せな時間になることはきっとまちがいないでしょう!!
なので、『常にいつまでも一緒にいられるとは思わずに、一瞬一瞬を大切な時間にしていただきたい』というのが私の心からの願いです!
これまでの文章はあくまで私の「個人的な考え方」なので、
「そこは共感できる!!」
「この部分は参考になった!」
など、ペットを飼おうと悩んでいる方のお役にたったのであれば、空いた時間に少しずつ一ヶ月かけて頑張って書いた意味があったのでとても嬉しいです!
これまで長文にお付き合いいただき、本当にありがとうございました!
Happy pet life!
🦎🦋