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ZF_phantom

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ソ連留学中に国際電話で夫婦喧嘩してたら盗聴していたKGBが「男のくせになさけないな!」と介入してきた
http://togetter.com/li/832637


お姉さんと話してたらややこしくなったのでまとめてみる。

「ソ連の電話盗聴はどういうシステムだったのか」


まとめからわかる事実:
・国際通話していると盗聴員が割り込んできて指導された
・ソ連留学生同士で通話してたら盗聴員が割り込んできた
・国際通話をしてたら知り合いが電話局にいて話を聞かれていた
・外国人向けアパートの電話回線にはADSLが対応できなかった


盗聴の方法

CIAのスパイが許可を得ずに電話盗聴をするなら、盗聴したい電話機になにかを仕込むか、加入者回線にタッピングして電気信号を盗み取るであろう。

だが、ソ連当局が自国内でやるならコソコソやる必要はない。電話交換局に盗聴用の要員と設備を堂々と持ち込めばいい。
それはどんな装置か。ソ連時代だから、手動交換機かクロスバー交換機(電気リレー式交換機)だと思われるが、これの盗聴は電話局でやるなら別に難しくはない。盗聴したい回線に黒電話機を3者通話としてつなぐだけ。

だが、日常業務としてやるなら、おそらく今風に言えばコールセンターの様に機械と盗聴員がずらりと並んでいたであろう。

画像は手動交換機時代の交換手だが、ずらりと並ぶ盗聴員もこのような雰囲気だったと思う。
手動交換でも相手とつながった瞬間は交換手との3者通話状態になっていたはず。だから、手動交換のシステムはそのまま盗聴用のシステムになる。


国際通話をしてたら電話局で知り合いに通話を聞かれていた、という証言も電話局で通話内容がバレることがさほど珍しくもないことを示している。

また、まとめにはないが、盗聴が入るとノイズが聞こえるとか、通話が聞こえづらくなるとかいう証言も見たことがあるので、通話途中から電気的に割り込んできているのは間違いない。電話局でこれをやるなら、単に途中から三者通話として割り込んできてると考えるのが最もシンプル。



要員について

要員数については、ソ連全土の通話数×通話時間に占める盗聴率で必要な要員数は算出できる。

もし、国内通話も含めた全通話全時間盗聴するなら膨大な要員が必要となり、市内末端交換局まで多数の盗聴要員の配置が必要。
もし、国際通話のみ盗聴するなら国際関門局にのみ要員を配置すれば良い。

実際はこの両極の中間のどこか。

だが、怪しい通話があれば直ちにしかるべき要員が話者の元に突入する、というような事態を想定すれば各市内交換局にも盗聴設備と盗聴要員とKGB職員が詰めていたのではないかと思う。そうでなければ市内通話の盗聴体制が取れないし。

通話監視と監督指導くらいなら今で言えば中国の五毛党くらいの業務だろうから、立派なKGB要員がこの盗聴業務をいちいちやる必要もないだろう。KGB職員はコールセンターのスーパーバイザー的ポジションにいればいい。



外国人の通話盗聴

ソ連のことだから、外国人の通話は末端要員が盗聴と監督指導をする程度ではなく、全通話全録音したかもしれない。怪しい通話があればKGBの上官に録音テープを渡して分析したであろう。

とすれば、外国人向けアパートからの電話回線は、一般住民宅からの電話回線とは全く別の交換機、場合によっては全く別の交換局に収容されていたであろう。そこで全通話を録音する装置とセットになった交換機に収容していたかもしれない。

ADSLは加入者回線に周波数多重されたネット信号を交換局で周波数成分を分離してネット用ADSL交換機に収容するので、電話用交換機のそばにADSL交換機がなければいけない。

外国人向けアパートからの電話回線が住民用とは全く別の交換局に収容されていたとすれば、ADSL不可というのも説明がつく。



特にソ連に関する知識があるわけではないですが、主に技術的な視点からどういう盗聴システムだったのかを簡単に推測しました。