以下は、先日17年ぶりに逮捕された菊地直子の両親のコメントである。


「娘、直子が多くの皆様に大変なご迷惑をおかけしました。長く逃げていて社会に不安を与えました。親として、被害者遺族の方々に、深く深くおわび申し上げます。私どもなりに、直子をオウム真理教と引き離そうとしてきましたが果たせず、出家後は全く連絡が取れず、このようなこととなってしまい、親としての力の無さに愕然とするばかりです。」

「娘直子へ。あの時、直子の気持ちを分かってやれず、ごめんなさい。あの時は何をどうしたら良いか分からなかった。直子、生きていてくれて本当にありがとう。ぐっすりと眠って、疲れを取って下さい。」

「直子、あなたに会いたい気持ちで一杯です。皆さまには申し訳ないことですが娘に会いたい気持ちであることをどうかお許しください。」


これが親の心である。

自然と涙が流れ落ちてきた。



私も親になる前は、頭では「親とはこういうものなんだ」とは理解していたが、親になって初めて“この気持ち”が腹に落ちた。心の底から同意できている。


どんな恐ろしい犯罪を犯し、人の命を殺め、社会に多大な影響を与えようとも、親にとっては愛する娘なのである。

批判を覚悟で、何度も「娘」と呼びかけた菊地直子の両親。彼女に今でも大切な娘だと思っていることを伝えたかったのだろう。

私は彼女の両親に敬意を表する。



最後の最後の最後まで味方でいてくれる存在は世界でたった一人、親である。

あなたの替りに死んであげてもいいと思ってくれるのは世界でたった一人、親である。


こんな尊い親心を人に備えたのは誰か。

愛の神、エホバである。


その神の愛を忘れ、親も排斥者の子供と一切接触を持つなと厳命する組織。

そして、組織にマインドコントロールされ、組織に忠実に従い、こんな非道な命令さえも鵜呑みする、組織の証人に成り下がった親たち。


「組織が求めていることは、本当に神が求めていることだろうか。」

これを常に考えるJWこそ真のJWである。


現在の組織、そして組織に思考力さえ奪われ、親心すら無くした組織の証人たち。

本当に“間もなく”終わりが来て、あなたたちは大丈夫なのですか?