1935年に大群衆の実体が明らかになって以来、残りの者の人数は順調に自然減していた。14万4000人は集め終えられたと教えられていた。


勿論エホバによる油注ぎは皆無だったわけではないが、減少を食い止めるほどの人数ではなかったと言える。


しかし、ここ数年残りの者の自然減分をはるかに上回る、新たな油注がれた者が誕生している。それは言い換えると、エホバがここにきて急激に油注ぎの活動を増やしたと言うことだ。つまり14万4000人はまだ集め終えられていなかったのである。




では、エホバは1935年来約70年間ほとんど油注ぎを行ってこなかったのに、何故この数年たくさんの人を油注いでいるのだろうかと言う疑問が生じるのではなかろうか。




私は、単純にこれまでの時代、ふさわしい人間がほとんどいなかったからだと思う。そして、この時代になってエホバの目にかなうふさわしい人間が増えてきたのだろう。


滅ぼされたくないから、永遠の命が欲しいから、居心地の良いコミュニティーだから、親に教え込まれ深く考えもせずJWになったのではない。また長老という特権を誤用しない、子供の人格や人権を無視した教育もしない。そんな事は関係なく、またどうでも良く、ただ純粋にエホバを愛しているからJWになった、そんな人間が増えだしたのではないだろうか。


エホバの油注ぎの基準は誰にもわからない。しかし、もしそうなら今後組織は改善・成長へと向かうのではないだろうか。



全くと言っていいほど油注ぎがなかった「世代」が過ぎ、たくさん油注がれ、これからを担う「世代」へと受け継がれる。



組織はどんどん成長し、多くのやめて行った者たちも戻ってきて、これこそエホバの組織だと言える愛の溢れる組織になる。



夢かな。