景気対策~新・住宅ローン減税について~
毎日これからの経済どうするの?といったニュースばかりで、
大変不安な毎日をお過ごしの方も多いと思います。
先日アメリカの株価が二日連続の上昇等のニュースもございましたが
長い目で見れば、これで大丈夫とは言い難い状況ですね。
そんな中、いざ日本の景気対策はどうなっているでしょうか?
国会では今、何とかしようと様々な対策が講じられようとしています。
そんな中、日本経済の基盤である不動産に関する対策を紹介します。
先日の新聞にもございました
『新・住宅ローン減税案』です!
(写真は日本経済新聞10/31朝刊 一面)
住宅ローン減税とは…住宅ローンの①一定割合を、②一定の要件のもと、③所得税額から控除するものです。
簡単にいえば、給料から天引きされている所得税からお金が10年間、毎年戻ってくるというものです。
ちなみに現行の住宅ローン減税では
①がMAX残高2000万円までで、10年通算160万円が最大です。詳細はこちら
②は普通新築~築浅の住宅を購入すればほとんど該当するので割愛します。
③は皆様の所得水準に合わせて決定します ちなみにここをクリック で所得税が計算できます
これだと、控除率高い1~6年目でも年間20万円、7~10年目では年間10万円です。
しかも、今年でこの控除は終了する予定だったのです。
贅沢言ってはいけないと思うのですが、これではそこまでわくわくしませんよね
そして今講じられようとしているのが下記の新法案です。
①がMAX残高6000万円で通算600万円の控除になるとのこと。
ちなみにおそらく今までと同じく10年間にわたっての控除になりますので
年間60万円を10年間にわたって貰えるのです!
(参考までに年収約730万円で所得税が60万円を超えます)
月に直すとすれば10年間もの間、毎月5万円もらえるのと同じ計算になります。
さすがにこれだけの控除が受けられて、しかも物件価格が下降ぎみの中、かなり美味しいニュースです。
ちなみに2~3年前まで不動産が売れまくっていたのは、この控除がまだ3~400万円位あったのも大きな要因です。(参考までに過去最大の控除額は560万円でした。この時も住宅はかなり売れたそうです。)
個人の買い物では最大とされる不動産だけあって控除もかなり大きいです。
国は税金が沢山欲しいはずなのに、何故こんなに大きな控除をするの?というのは以下のような狙いがあります。
①不動産が売れる
↓
②何かと物がいる・欲しくなる(家具や雑貨等、その他家を買うと人は購入欲が上がるようです)
↓
③消費を促し、経済が回る
↓
④景気回復
というのが国の狙いです。
もし今マイホームを検討されているのであれば、この減税等についても弊社はご相談させていただきます。