岸田政権が目玉と自称する定額減税。

 

給与所得者は6月に実施されることになり、給与明細書には

「減税しましたよ!」

と分かるように減税分を記述するよう政府が求めたため、その処理に各地で大わらわになったのは周知のとおりです。

 

今回の減税は、ひとり所得税が3万円、住民税が1万円の減税。

扶養家族(年収103万円以下)もその対象になるので、4人家族の私は

 

@4万円×4人=16万円でおよそ16万円の減税、つまり年間で16万円手取りが増えた計算になります。

 

本日、メールで届いた今月の給与明細書を見ると(私の会社は21日が給料支給日)

所得税が0、住民税が控除されていて0円。

おそらく、所得税のとこは夏のボーナスも減税対象になっているのでしょう。

 

「手取りが増えるの? 何買おうかしら?」

 

妻のセリフこそが岸田政権の言う不景気対策&それに伴う経済波及効果なのでしょうが、現実はそんなに甘くありません。

 

毎年少しずつのしかかる医療費と子どもの教育費に圧迫されていて、今年は固定資産税や自動車税が払いきれていません。

 

16万円の定額減税分を固定資産税と自動車税の支払いに充てるとほぼ0円。

 

定額減税分を他の税金の支払いに充当しただけとなりました。

 

それでも定額減税がなければ夏のボーナスで税金を支払うことになるため、ないよりはあった方が当然良いのですが、まぁ焼け石に水のようなもの。

 

庶民の経済苦境なんてどこ吹く風で政治資金の裏金作りを着々と進めてきた政府自民党。

 

「定額減税したんだし、政治資金規正法改正は甘くしてくれてもいいだろう?」

 

そんな風に聞こえてしまうのは私だけでしょうか?

 

岸田さん、あなたが胸張って自慢する定額減税って、庶民にはないよりはマシって程度のものなのですけど・・・・・・

 

そのあと、いろいろ実質的な増税策を計画していますよね?

 

江戸時代の百姓よろしく、

「国民は死なぬよう生きぬようにと合点致し修納申付るようすること」

 

ということですよね。

 

この定額減税、あまりに国民愚弄しています。