私は糖尿病のため糖を尿に排出するSGLT2阻害薬を常時服用している。
血中に漂っている糖(グルコース)があれば直ちに水分とともに尿中に捨ててしまうことから脱水気味になることで知られ、糖尿病の主治医より水分補給はマメに行うよう言われている。
それでも水分不足はあるようで私は便通に影響が出ている。
平たく言うと頑固な便秘が長期間続いているのである。
そこで薬局で酸化マグネシウム剤を購入して使ってみることにした。
(もちろん糖尿の主治医医師にも相談済。酸化マグネシウムは便に水分を供給する)
使用書を見ると1日3錠~7錠の服用と幅があり、頑固な便秘には7錠とあったため迷わず就寝前に7錠を飲んでみたものの翌日の便通はなし。
「効かないな~。市販薬だから弱いのかも知れないな。」
と翌日、翌々日と7錠づつ酸化マグネシウム錠を飲み続けた。
4日目の朝、強い便意をもよおした。
下痢ではないが、かなり水分の多い感じの緩いお通じがあった。
ヤギや鹿のフンのようなコロコロ便ばかりだった私はバナナというか、ウナギのような長ーい便を久しぶりに目撃して少し嬉しくなった。
(くだらないことですが、快便は健康のバロメーターです)
問題はそのあと。
腹にどんだけ便がたまっているのかと思うほど、何回も便意があり、その都度緩い便が出続けた。
まさにノンストップ状態。
家族から「お腹こわしたの?」と聞かれるほど頻繁にトイレに行くことになり、午前中に都合10回近く便が出ることとなった。
そこで今一度、酸化マグネシウム錠の使用書をよく読むと
『頑固な便秘の時は1日7錠。但し、連続服用は避けること』
とあったのを見落としていた。
侮るなかれ市販の酸化マグネシウム錠。
※知り合いによるとピンクの小粒の便秘薬の大量飲みは強力な腹痛が起きるので、要注意だそうです。