心臓の手術まで2週間を切りました。

このまま無事に何事もなく、手術日を迎えることができるかは未だわからず、不安な日々を送っています。

 

というのも、今は新型コロナの第8派到来期。

 

若い世代を中心に新型コロナ感染で命を落とすことも減ったためか、世間でコロナを異常に恐れる風潮は後退。

 

しかし、病院は新型コロナに対して最大の警戒をしていて、手術を受ける当人はもちろんのこと家族がコロナ感染しても手術は中止になる(手術前2週間以内)

 

次男の高校や長男の大学では感染者が続々と発生している状態。

いつ、私の家に新型コロナが持ち込まれてもおかしくない状況にあります。

 

 

加えて、明日は奥歯を一本抜歯することになった。

抜歯したところから雑菌が入り込んで化膿したり、発熱したりすれば心臓の手術が中止になる可能性は高い。

 

歯科医に「手術前だから、歯は抜かない方がいいのでは?」と尋ねたところ、

 

「手術前だからこそ抜歯するのですよ。」

 

という返答。

発熱などについては歯を抜いてみなければ分からないが、1週間もあれば何とかなるというアバウトな歯科医の見立て。

 

そもそも歯を抜いたことのない私は抜歯と聞いただけで、震えあがっている始末。

 

妻からは、心臓手術より抜歯を怖がるのは理解できない、と呆れられています。

 

コロナが来たら、いやインフルエンザに感染したら・・・・

抜歯したところが化膿したり、雑菌が入ったら・・・・・

 

ネガティブ思考の渦が始まっています。

 

そして、無事に手術日を迎えられても、本番の手術の恐怖が私を待ち受けている。

 

心臓手術に対して泰然自若として家族にふるまっている私だが、内心はジタバタの阿鼻叫喚の境地。

明日の抜歯とて、恐怖で寝られそうにありません。

 

こんなノミの心臓の私、本当に手術を受けられるのか精神的に心配になってきました。

 

フランス革命の時、多くの人がギロチンで処刑されましたが、たいていは皆泰然自若として刑に臨んだと伝えられている。

 

もちろん内心は恐怖でいっぱいに違いなかっただろうが、自身の矜持がそうさせたのだろう。

 

ギロチン処刑と心臓手術を同列に扱うなど不謹慎だという声が聞こえてきそうだが、今の私の心境を比喩するとそうゆうことになるのです。

 

感情が理性に勝りつつある今、

手術日まで精神的に健全でいられるか自信がなくなってきています。

 

抜歯は怖いです。

でも手術はもっと怖いです。(昔やっていたCМみたい)