今日までに全世界で6億人以上の感染者と660万人以上の死者を出している新型コロナ感染症。
当初の致死率は3%前後だったものが、ワクチン普及により0.5%程度にまで低下している。
危険な感染症のイメージである新型コロナだが、実は65歳以下の若い世代は感染しても亡くなることは極めて稀だったことが統計上明らかになっている。
新型コロナで重症化したり、亡くなったりするのは高齢者と基礎疾患を持つ人だと言っても過言ではないだろう。
そして、新型コロナでよく耳にする基礎疾患を持つ人とは、つまり糖尿病を持つ人ということでもある。(他に高脂血症、高血圧、腎臓病など)
糖尿病は予備軍まで含めると日本で約1千万人程度いると言われている。
国民の1割近くが糖尿病というポピュラーな疾患であり、私もそのうちの一人である。
実際、40代や50代で新型コロナに感染して亡くなった人の多くが糖尿病持ちだったというデータもある。
だから、私は新型コロナに関して人一倍、神経質になりワクチンは真っ先に欠かさず接種していた。
12月に向けて新型コロナの第8派が到来すると予想されているため、10月後半にオミクロン株BA4-5のワクチン接種(ファイザー)を私は受けた。
私は副反応が出る体質で過去1回目、2回目、3回目の接種のすべてで接種翌日には37.5度の熱と倦怠感が出た。(1日でおさまる)
1日とはいえ副反応でぐったりするのは嫌だったが、基礎疾患持ちであるので副反応が予想できるファイザーのBA5オミクロン株ワクチンを選択した。
接種翌日、過去3回とは全く異なる副反応が出て驚いた。
風邪をひいたように鼻水と弱い咽頭痛が出たが、熱や倦怠感は全くなかった。
また、過去3回は接種した部位が3日ほど痛かったのだが、今回は全く痛みはなし。
「過去3回のワクチンとは副反応が明らかに違う」
というのが私の印象だ。
そんな中、愛知県でオミクロン株BA5のワクチン接種を受けた方が接種会場でアナフィラキシーを起こして、そのまま亡くなったというニュースが報じられた。
厚労省は従来のワクチンと副反応は変わらないという見解だが、果たして本当にそうなのだろうか。
そもそもオミクロンBA5のワクチンというのはキチンとした臨床試験を経ていないワクチンである。(有効性は動物実験で確認)
とすれば、mRNA型ワクチンで基本構造も変わらないので、恐らく副反応も従来と同じという予想でやっているのではないかという疑念を持つ。
副反応もさることながら、本当にヒトに対してBA5は有効なのかという疑問まで出て来る。
糖尿病という基礎疾患持ちには、ワクチン接種は命がかかっているだけに国には慎重にやっていただきたいというのが率直な感想。
コロナに感染すると心臓手術は中止になってしまうので、今の私には要注意である。