「2:8の法則」というものを聴いたことがありますか?
ヴィルフレート・パレートが提唱したのでパレートの法則ともいわれます。
(むしろ正式な名前としてはパレートの法則が正しい。)
この法則は、経営者なら知っておきたいものの一つであろうかと思います。
この法則を簡単にいうなら、
『上位2割のモノが全体の8割の重要性を占めている』というものです。
どういうことかというと、
たとえば仕事の遅れる原因の上位2割を改善すれば、遅れた仕事の8割が解決するというものです。
この法則は働きアリとそうでない蟻のように単に2:8に分かれるだけの話だと勘違いされがちですがそうではありません。
パレートは「社会全体の所得の約8割は2割程度の高額所得者がを占めている」
という所得分布からこの法則を提唱したといわれています。
では、この法則をどう仕事に生かしていくかということですが、
先に挙げた例のように、何かを改善する時に使うとよいでしょう。
全体を改善するのではコストも時間もかかる。
そんな時、問題の上位2割を洗い出し、そこだけを改善する。
これならばコストがあまりかからず大きく変えることができます。