こんばんは。
舌 ガンコちゃんです。
私が告知を受けてからたくさんの癌に関する本を読みました。
海外に住んでいるので日本語の本は手に入り難いのですが、たくさんの本は電子書籍として手に入ったのでとても助かりました。
この本は私が長年お世話になっているホメオパスに教えていただきました。
もちろん英語だったのですが、ダメ元で調べて見たら日本語訳が出ていたので、日本語訳を購入しました。
By David Servan-Schreiber
作者はフランス人の理学博士で精神科医。人生の登り坂途中で脳腫瘍が見つかる。
エリート街道を走り続けてきた彼は突然自分の死と向き合い、自らの人生を見つめ人として成長し、癌と向き合う中で彼自らが経験した人間本来が持っている自然治癒力について詳しく書かれた本です。
彼が再発と治療を繰り返す中で、癌患者が誰しも思う「一体どうすれば自分で自分の体を癌から守れるのか？」と言う問いに医師として、同時に患者として答えてくれています。
彼は、癌放置主義でも、代替治療法推奨派でもありません。
外科手術、放射線治療、化学治療の西洋医学の技術に頼りながら治療し、患者自ら自分の自然治癒力を高めていく方法を食事、運動、精神面、などなど実例を挙げて多面的に教えてくれました。
彼が父親と向き合う話は読んでいて涙が止まらなくなるほど感動しました。
ひとつの型にはまった方法ではなく癌の治療は10人10色で同じものはないと教えてくれました。
この本に出会ったおかげで自分なりの治療に対する考え方や思いが担当の先生に話しやすくなりました。
言われたことをそのまま受け入れるのではなく、自分の納得できるまで変えて行く。
そんなふうにガンコちゃんを変えてくれた一冊でした。