初めての「登壇」(2022/04/26) | ZETA-WEB電脳市場

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 翌日の8月18日日曜、帰京する機中などのスキマ時間を使い、新刊の『反回想 わたしの接したもうひとりの安倍総理』の念校ゲラ ( 念のため最後にもう一度、刷ってもらった仮印刷 ) の全文直しに取り組みました。
(青山繁晴の道すがらエッセイ)



▼国会質問には、各委員会での質問と、本会議での質問と2種類があります。
 単に場所(委員会室か、本会議場か)が違うだけではなく、本質的な違いがあります。
 それは、委員会では、議員はひとりの議員として質問しますが、本会議の代表質問は、自由民主党の会派を代表して質問することです。
 したがって、後者は、参議院自由民主党の政審(政策審議会)と議論して質問を共同作成します。委員会質問のように、ひとりで質問をつくることはできません。

▼見た目も大きく違います。
 本会議での代表質問は、「登壇もの」と称される重要法案の審議に限りますから、質問者は良く知られた本会議場の壇に登って、質問します。
 議長席の前、さらに、畏れ多いですが、天皇陛下が国会の開会式にお見えになるお席の前でもあります。

▼ぼくはこれまで6年近く、一度もその機会はありませんでした。
 予算委員会の「TV中継入り」は、モリカケで緊急に質問を要請された以外は、6年ずっと質問機会が無かったのと同じです。
 これは、ぼくが完全に無派閥だからです。
 登壇や、TV中継入りといった檜舞台での質問者を誰にするかは、派閥同士の協議で候補者が決まります。
 予算委員会については、ついに党の首脳陣に「同期当選でただひとり、6年間フルに予算委員を務めていて、国民がじかに審議を見られる質問がモリカケ以外にはないというのはおかしいです」と申し、短い時間ながら、一度、質問できました。
 しかし「登壇」は諦めていました。

 すると意外なことに、前述の党首脳陣から「そう言えば、青山さん、やってなかった。やってください」というお話しがありました。

▼明日4月27日(水)の午前10:05頃(正確には未定。大臣の法案説明のあとです)から、10分間です。
 参議院の本会議です。