迷ったときは、前に出ろ! | ZETA-WEB電脳市場

ZETA-WEB電脳市場

明日8月23日金曜午後5時に国会内で、総裁選について記者会見をおこないます

朝8時から10時までは「虎ノ門ニュース」に若狭勝弁護士と共に参加します
(青山繁晴の道すがらエッセイ)

星野 仙一
迷ったときは、前に出ろ!―タイガース再生への道、険しくとも

 8日の編成会議に出なかったということは「決まり」だろう。一気に加速する。読売ジャイアンツの第17代監督に就任するのだろう。この人の口癖は「迷ったら、前に出ろ!」それを実行するのだろう。

 しかし、それにしても読売巨人軍は情けない。今までOB(生え抜き)で監督を選出してきたのに、初めて外部から招く。伝統の崩壊、矜持(プライド)をかなぐり捨てて……しかし、それほどまでに「危機」ということか? 早くも読売の首脳からは「販売部数が伸びる」とか「視聴率は上向く」とか、そういう話が漏れ伝わってくる。くだらない、と思う。


 当のジャイアンツファンはどう思っているのだろう? 2003年のオフに原辰徳監督が解任され、この捩れを修正したいとは思わないのだろうか? そもそもこれが「間違い」の始まりだった。2002年の優勝・日本一監督である。その監督を当時の代表との確執で解任してしまった。野球の素人が現場にしゃしゃり出てきて、オーナーの威を借りて、現場に介入するようになって……そんな「間違い」。それを糺す意味でも、原監督の復帰が「常道」ではないのか? 

 尤も星野政権の下、「助監督」とか訳の判らない職責に就かせて、帝王学を学ばせ、第18代監督には原監督を、という筋書きが出来ているのだろう。くっだらない!! 2007年からはセ・リーグにもプレーオフが導入されるようだし、迷走するプロ野球に歯止めが掛からない。

星野仙一のオンラインレポート