おはようございます。
今回は商品の記事ですが、ちょっと面白いことになってしまっている商品です。(←過去形)
〈〈〈〈〈 パイプソー先細 〉〉〉〉〉
↑ 替刃パッケージ
この商品の名前・・・ パイプソー先細です。
ですが、この商品、恐らく販売数の半数以上は、水道屋さんが塩ビパイプを切るのに使われているのでは
“ ないのです ”
もともと、記事に何度も出てきますが、パイプソー240 ↓ と言う商品があり、この商品は水道屋さんが
塩ビパイプ切断にご使用されるのですが・・・
普通の剪定ノコギリは比較的目が荒く、梨の剪定をすると切断面が荒くなってしまうのでたまたま
↑ パイプソー240を見つけられた農家の方が、梨の剪定に使うと 目が細かいので切り口が綺麗!
切り心地も良い! 替刃の価格も安い! 等の理由で梨の剪定に使われだしました。
先を細くしたのは、密集した枝の隙間に刃を差し込みやすいとのことで、ユーザー様からの
ご要望で先を細くしてパイプソー先細になりました。
ちょっと、面白いと言うのは梨の剪定に多く使われているのに、また剪定をする上で使いやすいように
先を細くしているのに、パイプソーと言う名前の部分です。 ( あれ!面白くないですか? )
パイプソーと言う名前を変更できなかった理由は、先細を発売する時点ですでに農家の方の間で、
パイプソーが使いやすい!パイプソーが一番いい! と口コミで広まってしまっていたからです。
剪定〇〇みたいな名前にすると、今までのパイプソーとは違うと思われてしまうため、パイプソーの
名をのこして先細をお尻に付けました。
ユーザーさんの先入観を崩さないように。
昨年、別の商品のモニターでこれまたとある地方の森林組合さんにお伺いした時に、杉の木の枝打に
この先細が一番良いとご愛用頂いておりました。
お使いいただくユーザー様次第で、商品名なんて関係ないのかな~? とも思ったり・・・
今回のケースは、商品が独り歩きし広まりましたが、新製品はわかりやすいイメージしやすい名前にしようと
思う今日この頃です。