散歩道 -13ページ目
極彩色の中でも
あなたは優鬱に
捕まって
あなたが
好きだって云った
あたしの声で、
血を吐くほど
大きな声で、
あなたの名を
呼んだって
ところで
届かないかな?
涙にキスを。
憂いに抱擁を。
あなたに
終わりのない愛を。
♪ぴっちぴっちちゃぷちゃぷらんらんらん
君に借りた緑のビニール傘
97円で駄菓子屋さんで買ったやつ
スキップででもまださしていたいから
足踏みして
家までの3分間を
味わった。
幸せの頂。
それからあたしは
いつもいつも
緑のビニール傘ばかり買ってた
盗まれても
壊れても
いつもいつも。
貴方に
最後に抱かれた
あの日は
まだまだ寒くて
我慢してた
声と一緒に
白い息も漏れた。
いつもより雑な前戯に。
終わりを感じさせる
丁寧な接吻に。
寂しさを覚えたの。
お別れに手向けるには
束ねなきゃいけない
だろうけど
あたしの好きな
ガーベラ一つ
あなたに差し出してみた。
悟ってるんだよ。って
大人ぶったつもりだけど
気づかないふりした方が
随分楽だったんだろうな。
あなたも寂しく思ってくれるのかな?
それでもいつか放してね。
軽くなって。
あしたの支度を。

