教育再生会議 第3次報告提出
http://www3.nhk.or.jp/news/2007/12/25/k20071225000151.html
より転記
『政府の教育再生会議は、学力の向上に取り組むため小学校高学年に理科の専門教員を配置することや、小学校から大学までの6・3・3・4制の弾力化などを盛り込んだ第3次報告をまとめ、福田総理大臣に提出しました。』
この報告では、学校選択制(教育バウチャー制)をモデル事業としてという限定付きとし、「徳育」の義務教科化が盛り込まれた。学校選択制は学校間の格差拡大を助長する可能性がある点で私は反対。「徳育」も、(国家の介入がないことを前提に)道徳の授業が行われるにこしたことはないが義務化するような類のものでもないと思う。
また、社会人教員の大量採用で学校活性化、普通免許がない教員を採用者の2割以上にするとの提案に関して。2次報告では教員の質を高い水準にするために教員免許更新制や能力に応じた給与体系を採用するとの提案がありました。免許制度の徹底によって教員の質の向上を図るとしている一方でこのような採用を進めることは矛盾しているのではないか。
大学へ進学する高校生の学力担保のため卒業試験は形骸化する可能性が大きいし、理科の学力向上を目指した小学校専科教員の増員は数を増やせば学力が上がるとの短絡的な発想だろう。公務員制度改革で、公務員の削減が進められている中での増員ということでもあるから改革との整合性も問題になってくる。
以前にも述べたように教育の改革で最も重要なのは質の問題、つまりどういったことを教えるかという内容の問題。この会議ではそもそも今までの教育の何が問題なのか、という議論が尽くされているのかが疑問。というかこの会議の有識者と呼ばれる方々はほとんどが直接教育に携わっている人ではないわけで、こうなるのも無理はないか。って根本的な問題がここにも。
タミフル異常行動「服用者の方が少ない」
http://sankei.jp.msn.com/life/body/071225/bdy0712251936002-n1.htm
より転記
『 飛び降りなどの異常行動の報告が相次いだインフルエンザ治療薬「タミフル」について、厚生労働省の疫学研究班(分担研究者・広田良夫大阪市立大教授)は18歳未満の1万人を対象にした調査の結果、「タミフル使用者のほうが非服用者に比べて異常行動は少ない」とする調査結果をまとめた。』
これは。因果関係の解明はなかなか難しいようですが、結局はインフルエンザという病気の症状の1部なのかもという可能性が。詳しくはわからないが、ウイルスも進化する性質を持っていて、薬にたいして対抗できるよう進化したウイルスも確認されているようで。科学が進歩すればウイルスも進歩するということですか。本当だとすると、ウイルスによって人が飛び降りとか異常行動にいたっているってなる。どこかぞっとするお話。