コソボ交渉決裂 国連に報告書
http://www.nhk.or.jp/news/2007/12/08/d20071208000061.html
より転記
『ユーゴスラビア・セルビアからの独立を求めるコソボ自治州と反対するセルビアとの交渉を仲介してきた特使は、国連のパン・ギムン事務総長に交渉が決裂したとする報告書を提出しました。』
さて期限の12月10日まであと2日と迫りました。結局この報告では交渉決裂ということで、結局妥協点を見出せなかったようです。こうなると、当初から懸念されていたコソボの一方的な独立という可能性がかなりでてきた。セルビア側も、独立に踏み切れば電力供給を打ち切るとの対策を用意しているがどの程度の抑止力になるかというところ。何としても阻止したいロシアもどう手を打ってくるのか気になる。
来週から安保理の非公式協議に持ち込まれますが、あまり成果は期待できないかなあ。2月に出された提案も受け入れられず8月からの交渉でも両者の溝は埋まらなかったわけですから、つくづく、民族問題はそれだけ難しいものなんでしょう。
肝炎患者の救済法案 一本化へ
http://www.nhk.or.jp/news/2007/12/08/k20071207000217.html
より転記
『血液製剤の投与で肝炎ウイルスの感染が広がった問題を受けて、肝炎患者の救済策の取りまとめを急ぐ必要があるとして、7日、全党が参加する与野党の合同会議が設立され、自民・公明両党が衆議院に提出した法案と民主党が参議院に提出した法案の一本化に向けて調整を進めることを確認しました。』
両案の違いは患者の自己負担額の上限の設定の基準。このあたりは議論を重ねて決めていただきたい。それよりも問題なのは国の責任に関する認識でしょう。民主党案は国の責任を明文化しているが、自民・公明党案では「不幸な出来事」と片付けている。いやいや不幸って。危険性が指摘されてから何年も放置してきた国の責任は明らか。その責任を不幸と書き換えるのだから他人事もいいとこですね。現在も被害者の方々は福田総理に面会を求めていて、国の責任を認め謝罪してほしいとの思いからでしょう。その辺理解してればこんな文面は出来上がらない。ようやく和解に向かって前進し始めているところだけに残念。また国が薬剤のウイルス検査を導入した89年以降も感染した人がいることも判明している。製薬会社のチェック体制や国の監視が徹底されていなかった、ということだろう。現在、検討されている和解案で救済する基準となっているのは88年までの患者なので、これらの患者は基準から外れることになる。この基準は東京地裁の判決を根拠とするもので、国の法的責任の範囲が最も狭い判決。相変わらず認識が甘いというか、誠意が感じられない。認めるべきことは認め、
てなことを舛添さんが言ってましたが、要はそうゆうことなんでしょう。