民主、給油新法に対案 http://www.asahi.com/politics/update/1106/TKY200711060113.html
民主党は6日、海上自衛隊のインド洋での給油活動を継続するための補給支援特措法案への対案をまとめた。アフガニスタン復興を通じてテロを根絶することをめざし、民生分野に限った支援を実施。そのために、停戦合意後か、合意前でも民間人への被害が生じない地域に自衛隊を派遣し、人道復興支援やインフラ整備にあたる。小沢代表が「政権を取れば参加を実現したい」とした国際治安支援部隊(ISAF)参加は見送る。給油活動などの海上阻止活動は今後、国連決議に基づく活動と位置づけられた場合に参加を検討するとしている。
世間は小沢さん問題で躍起です。パキスタンにも目を向けてって思う今日この頃。ムシャラフ政権の背景にある歴史あたりも興味深いところでありますが、と。そんな中、国政の停滞を意識等々の理由もあり対案が示されたようですね。どうやら小沢さんのいうISAFへの本格参加は盛り込まれていないよう。私はそもそも、自民党の給油新法、法案に反対するなら民主としての対案を出せという理論が理解できなかったのだが。どうやら何か海外に対して示さないと日本はなめられるらしい。話を戻そう。ではこの対案はどうか、ということだが私的にはまずまず、いやどうかなって。この対案についても小沢問題ありきであるということは示唆しておく。
血液サラサラ詐欺 社長ら逮捕 http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/06/d20071106000076.html
東京都内にある健康器具販売会社の社長らが「血液がサラサラになる」などとうそをついて高額のブレスレットを千葉県などの男女18人に売りつけ、あわせておよそ700万円をだまし取っていたとして、詐欺の疑いで逮捕されました。警察は、社長らがブレスレットを全国のおよそ8200人に販売し、24億円余りを売り上げていたとみて調べています。
政治に目が向く一方で私が最近感じることは「詐欺多くね」ということです。それとも表だって報道されるのが多くなっただけなのかな。サイバー犯罪に関しては統計的にもガンガン増えてるけど。こーいうアナログな手法のものは正直どうなのかわからない。で、この事件はどうだったかっていうと、要するにキャッチ商法の1つなのかね。最終目的は、2万くらいで仕入れたブレスレットを何十万で売ることにある。手口は説明するだけならいたって単純で、「血液検査を無料でしています。どうぞみなさんお気軽に」、という感じで人を集めるわけです。そして、まずは血液を採取し、それを顕微鏡でその場でみなさんに見てもらうわけです。そのときに相手の血液状態の如何に関わらす、「これはまずい」とびびらせます。次に今度は販売目的のブレスレットをつけて同じ手順で血液を採取し、顕微鏡でみてもらう。するとなぜか血液の状態が先ほどとはかわっています。そしてすかさず販売員が「効果をご理解いただけましたか」と言ってくる。実はこの トリックは販売員が血液をのせているパレートを上から手で押さえつけているだけなんですそうすることで赤血球がバラバラになり、見た感じ変わるという仕組み。ということは、通常は赤血球が集まっている状態なんです。それを指して販売員は「ドロドロだ」「これはまずい」という。とはいえ医学の知識が多少なりともなければ赤血球の通常状態などわからんでしょう。ある意味皆さんの関心事である身近な「健康」をついた点で巧妙でもあり、手口としては実に幼稚。販売員に販売マニュアルまで(詐欺行為を指示する)作成していたのですから、よほど自信があったのかな、なんて。
他にもこんなのもあったな・・↓
“豊胸”と誇大広告 業務停止 http://www3.nhk.or.jp/news/2007/11/06/k20071106000132.html
「胸が大きくなる効果がある」とホームページで商品を宣伝して販売していた東京の会社に対し、経済産業省は、根拠がない誇大な広告だとして、業務の一部を3か月間停止するよう命じました。
これは詐欺とまではしてなくて、誇大広告どまりなんだけど。故意、つまり騙すつもりってことがないと詐欺としての立件は難しいわけで。この問題は何となく的なレベルなのかね。
どうも短絡的な発想で詐欺を行ういわゆる”素人詐欺”的なものが目立つ気がする。詐欺といえば行方が気になるのは近未来通信の石井優。事件を解説すると非常に長くなるので省略。最終的には海外に2億5千万円ほど持って渡航したらしくて、12月に捜索した際には会社の預金残高が数百円しか無かったみたい。この事件はすごく大きな構想を練って、計画的に詐欺を行ったのだと私は確信している。まさに「詐欺師」というところだろうか。中国で石井が目撃されたとかいう話もあったけど。国際指名手配もしていていずれ皆さんが忘れた頃にまた顔を出しそうなネタです。