負のトンネルを抜けると...そこは? | 山あり谷あり備忘録

山あり谷あり備忘録

2011年お正月。いきなり卵巣癌の告知を受け、日々、手作繰り状態で癌と闘うzeroの、のほほーん日記です。少しでも同じ病で悩む方のお力になれましたら幸いです。。。

すっかりコチラのブログの存在を忘れかけてしまっていましたが
...なんとか生きております(笑)。

ただこの夏はちょっとした山?(谷?)がありました。
まさに人生山あり谷あり。

卵巣がんが発覚する前に経験をしたような胃から下腹部に
かけての鈍痛やちくちくとした痛みがあったかと思ったら、
高め安定を続けていた腫瘍マーカー(CA-125)と炎症数値が
異常値を示しだし、ちょっと焦りました。
日にちをおいて検査を繰り返した結果、どうにかこうにかいつもの
正常値内高めに落ち着いてくれたので、おそらく、夏場の
体調不良が様々な数値に悪影響を及ぼしていたのだろうと。
そういえば看護師さんがおっしゃってました。。
「腫瘍マーカーは腹痛があるくらいでも反応することがある」と。

でも、色々と覚悟をしましたよ。
今の私の状態は「寛解」状態にあると言えると思うのですが、
卵巣がんは一度再発をすると予後は厳しいものになると
言われていますので。。。主治医はそんなことはおっしゃらないの
ですが、今は自分でいくらでも調べられますから。
やっぱり腹膜などにちょいちょい転移のあった身としては、安心
しすぎることは自分のためならず、ですからね。


治療から二年経過した今、どうなのかと申しますと...
正直、他の方に言うのも憚られるくらいに調子が思わしくないです。
慢性的な関節痛、頭痛、めまい、発熱、吐き気などなど。
一時的には、びっくりするくらいの脱毛があったりもしました。
持病である甲状腺機能低下症と卵巣欠落の症状はとてもよく
似ているようで、どちらの症状が強く出ているのか。。。
エストロゲンに関する数値を調べていただいたら、やはり極端に
低く、かろうじて脂肪から生成される程度しか数値にも表れません
でしたので、やっぱりコチラが強いのかなぁとも思いますが。。。
外科的に卵巣を摘出したことによる医原的な更年期ともいえるので
ちょっと強めに出ているのかもしれませんね。

この症状は本当に個人差がありまして、同じ手術を受けた患者友達
みなさんもこうなのかと申しますと、そうでもないのです。
もちろんみなさん口には出さずに耐えていらっしゃるのだとは思いますが
ここまで無残な状態の方は私の身近にはいらっしゃいません。。。(><)

だから、誰にも言えなくなる。。。

手術の痛み、抗がん剤の苦しみはある程度わかり合えるものでしたが
その後の後遺症は様々なので、ここからは自分一人の闘いです。
それでもまだ患者友達はそこを含めて心を寄せてくれることもあるけれど
そうじゃない方々にそこまで理解して欲しいとは言えず、、、
特に兄達には一生かかってもわかってもらえないんじゃないかなぁ。

一人でいる方が楽。
でも、一人で闘うのはとてもつらい。

どちらも本心なので、ときどき、自分がどうしたいのか、どうなりたいのか
さっぱりわからなくなります。

あぁ、こういう精神的なものも症状の一つなのかもしれませんね。


病気のこと以外でもいろいろとあった今までの人生で...

何のために生まれて何のために生きているんだろう。
どんな業を背負って生まれてきてしまったたんだろう。
まわりの方にご心配やご迷惑をかけてまで生きる必要があるのか。

友人達にも会わず、兄達にも極力会わず、両親の墓前に向かっては
「早く迎えに来て」と泣いて願いながら過ごした今年の夏でした。


人間、体調が思わしくないと精神状態も崩壊するようで(笑)、後から
振り返ってみると、恥ずかしいやら、情けないやら。
でも、↑こういう状態にあるときは、なかなか思考の切り替えがうまく
いかないんですよねぇ。^^;

生まれたことの、生きることの意味なんて考えてもどうにかなるわけ
でもないのですよね。
答えなんてないんだもの。。。

生きること自体に意味があるんだと思うようにしよう。
この苦難は前世の業ではなく、来世への修行なのだと思うようにしょう。

...と、思えるように努力したいのですが、弱りだすとマイナスな
自分がひょっこり顔を出して、思考をのっとられちゃうんですよねー(笑)。


ほとんど読まれていないココだから吐き出せることであって、他では
書けませんし言えません(笑)。
落ち込んで落ち込んで、ちょっとずつ浮上して、やっと振り返ってみる
ことができる。ここまで来れば大丈夫。
こういうことを書き残すのも後々の自分のためになるかと思って
書いてます。そそ。このブログはなんてったって「備忘録」ですからね。


心身ともにいろいろと整えて、心から笑える日々を取り戻したいです。^^