術後二年。 | 山あり谷あり備忘録

山あり谷あり備忘録

2011年お正月。いきなり卵巣癌の告知を受け、日々、手作繰り状態で癌と闘うzeroの、のほほーん日記です。少しでも同じ病で悩む方のお力になれましたら幸いです。。。

約半年ぶりの更新ですね。^^;
またまた随分と放置してしまいました。。
治療中は気が張っているせいか、ちょこちょこと書き留めて
いられたのですが、こう変化がなくなってしまいますと、、、ね(笑)。


先月末、無事術後2年経過の日を迎えました。
大切なのは、抗がん剤治療終了からの年数であるということは
わかっているのですが、やはり嬉しいですね。^^
そのXデーも半年弱でやってきます。

でも、2年が経過したからといって「完治」ではないのがこの病気。
3年後、5年後、10年後...どんな形で再発するかは、誰にも
偉いお医者様でもわかりません。神のみぞ知る。。

その後の体調なのですが、私は卵巣欠落による更年期の症状が
比較的強めに出てしまっているように思います。
痛みに強いか弱いかなどでも個人差があるとは思いますが、
私の場合は頭痛、肩や背中、腰の痛みが強く、今はお薬なしでは
耐え難い状態です。
卵巣欠落症状に似た症状がある甲状腺の持病もありますので
更年期がダブルでやってきているような感じでしょうか?(笑)

現在、卵巣欠落症状でいただいているお薬は、相変わらず
ツムラの25番「ケイシブクリョウガン」なのですが、なんだか、、、
全く効いてない気がします。(><)
私の現在の主治医は医学雑誌などにもときどき登場される方で
手術の腕やその筋の研究はピカイチなのですが、どうも、その後の
ケアに不安やら不満やら(笑)。
いわゆる手術オタクなのかもしれませんねぇ。
命に関わるものは見逃さないけれど、自分の範疇ではないと思えば
「内科へ」とか「健診センターへ」などと他へ振られてしまいます。
治療中はあんなに親身になってくれたのに。。。と思っていらっしゃる
患者さんは少なくないはず!(笑)

まぁ、一山越えたからこそのこの対応なのでしょうね。
小さな?不具合はあるものの、とりあえず再発の兆候はないようで
穏やかな日々を送っています。

同じ時期にともに闘った患者仲間さんの中には、もうお会いできない
状態になってしまった方もいるようで...。
患者さんがお元気な間は看護師さんも状況を教えてくださるのですが
そうじゃない状態に陥った後は何度うかがっても言葉を濁されるだけ。
これ以上聞いてくれるな、推して知るべし、ということなのでしょうね。。

再発を恐れてびくびく生活をすることほど愚かなことはないのでしょうが、
あまり慢心しすぎてもダメなんだ。
まわりの方がいくら「良かったね」「大丈夫」という言葉をかけて下さっても
その言葉は言葉としてありがたく受けとって、前向きに生きつつも
いつ何が起こるかわからないことへの心の備えはしておかないと。
病気に関しては、自分自身が全てを受け留めなければいけないのだから。
これは大病をした人に限らず、どなたにも言えることですが。^^;

...と、気を緩めたり引き締めたりの繰り返しです(笑)。


相変わらず、同じ時期にともに闘った患者友達とはべったりです(笑)。

誰かの検診日にはついみんな集まってしまいます。

経過良好の一言を聞いて、笑ってご飯を食べるひとときが幸せです。

みんなで四季折々の自然をみることが好きです。
今こうして生きていることのありがたさを実感できるのです。
来年も再来年も、ずっと、見て行きたい。
当たり前のようでいてそうではない、病気にならなければ見過ごして
しまっていた「普通」ということへの感謝。

きっとこの先また忘れて行ってしまうことなのかも知れないので(笑)、
今はアンテナをびしびし張り巡らせて、色々と感じていたいと思います。