日常と非日常 | 山あり谷あり備忘録

山あり谷あり備忘録

2011年お正月。いきなり卵巣癌の告知を受け、日々、手作繰り状態で癌と闘うzeroの、のほほーん日記です。少しでも同じ病で悩む方のお力になれましたら幸いです。。。

■入院中の一日の流れ


6:00    起床

6:45    検温

7:30    朝食

9:00~   回診、キズの消毒

       点滴、検査など


12:00   昼食

13:00 ~ 点滴、検査など

14:00   検温


18:00   夕食

19:30   検温

21:00   消灯


たくさんある暇な時間に入浴や洗濯の予約をとり済ませます。

ほとんど、食事、治療、検温でまわっているような毎日です。

療養中の身とはいえ、とても退屈です。

でも、毎日過ごしていると、これが不思議と日常になってきて

しまうのですよね。。。


この日常に非日常をプラスするのは、お見舞いの方々。

病院の中で完璧に守られてぬくぬくしている私たちに、大震災後の

現状を一番わかりやすく知らせてくれるのは、テレビでもラジオでも

なく、やはり現実に暮らしている人々です。


計画停電のこと、交通情報、お店から消えてしまったもの、、、

お見舞いにいらした方々から得た情報は、すぐにみんなの耳に

入ります。

現状がわかっていないだけにつのる不安感や焦燥感。

お隣のベッドにいらした方の旦那様は、一人暮らしをしている私のこと

まで心配して下さって、わざわざ、宅配で食材を入手する方法や、

退院時の足の確保の仕方などを調べてきて下さいました。


あまりの厳しい現状に、身内や友人の心配をしてみるものの、

みんなから返ってくる言葉は、「一日でも長く入院していた方がいい」。

そういうわけには行かないのはわかっているのでしょうが。。。


私を心配してくれる気持ちと、今、病人に出てこられてしまうとこちらが

大変だという気持ちの両方だということは、私にもよくわかりました。


がっちりと安全な場所で守られている立場なのに心配をされてしまう。

どうにもやるせない気持ちでいっぱいでした。。。

自分にできることは何だろうと考えても、結局、治療に専念して元気に

なることしかないという結論に至ります。


まずは、色々と大変なみんなに心配をかけない自分になるしかない、

ということですよね!