高額療養あれこれ | 山あり谷あり備忘録

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2011年お正月。いきなり卵巣癌の告知を受け、日々、手作繰り状態で癌と闘うzeroの、のほほーん日記です。少しでも同じ病で悩む方のお力になれましたら幸いです。。。

入院、手術となると気になるのが費用ですよね。

どれだけかかるのか。

高額療養でどれだけ戻ってくるのか。

どういう支払方法があるのか。。。などなど。


入院をしたことのなかった私は、とりあえず区役所に行ってみました。

高額療養費制度について、詳しくうかがいに。


これから書くことは、あくまで国保を使ってのことです。

社会保険を利用しての場合はどうなるのでしょうか。同じなのかな?

ほとんどの皆さんが私よりもずっと詳しいと思いますが、念のため(笑)。


高額療養費の自己負担限度額は、所得により3区分に分けられます。


・上位所得者(標準報酬月額が53万円以上)

 (10割相当医療費-500,000円)×1%+150,000円


・一般(標準報酬月額が53万円未満)

 (10割相当医療費-267,000円)×1%+80,100円


・低所得者(市区町村民税の非課税者等)

 35,400円


たとえば「一般」で10割相当医療費が\1,000,000かかったとしますと、

こうなりますね。


1000000-267000=733000

733000×1%=7330

80100+7330=87430


この \87,430が、この場合の自己負担額ですね。

のちに請求すれば、病院で支払った金額から、こちらが差し引かれた

金額が戻ってくることになると思います。


うーん。これで、あってるかな???


もし、あとから請求するのが煩わしい、入院するのに大金を持って

いくのは躊躇われる、最初からこの金額を支払いたいと思われるの

でしたら、そういう方法もあります。

国保の場合は、役所の国民健康保険課に行って


「国民健康保険限度額適用・標準負担額減額認定証」


というものを発行していただきましょう。

社会保険だと勤務先の健保組合に申請するのかな??


この認定証を入院時に提示すれば、お会計の際に、限度額のみの

支払いで済むと思います。


この限度額は、一ヶ月あたりの限度額になりますので、入院が2ヶ月に

渡ったりしますと、この倍ほどかかると考えていいのかな。

私の入院は結果的に一ヶ月近くと長かったのですが、もし、短期の

入院で済むのでしたら、月初めの入院がお得、ということなのでしょうか?


あ、高額療養制度は、保険適用内の治療に関してのみ認められます!

保険適用外の治療、食事代やパジャマ代、差額ベッド料金、文書代など

は対象外です。これらは自費ですよー!



私はこの制度でとても助かりました。。。

認定証も発行していただいていたので、入院中も何かと安心でした。

区役所の担当者も、もっと利用していただきたい制度だとおっしゃって

いました。


日本の保険制度は凄いですよね。。。