6時ごろ帰宅すると在宅勤務の嫁は

寝室に篭ったままで

夕飯の支度はしている気配はない

でも、今日は嫁が料理するはずの日なので

お腹は空いていたけど我慢して

僕は調子の悪いプリンターの修理を試みていた。


30分ほどすると嫁がキッチンに入ってきた。

米びつをあけて「ご飯ない」という。

米が底をつきかけていた。

明日買っとく、といった僕はプリンターの

修理を諦めて、メーカー修理に出すことにした。


リビングで作業しちしていると

嫁がテキパキと食事の準備をしている。

簡単な料理だけれど、明らかに僕より

手間がよく、終わった後も、キッチンは

適度に片付いている。


娘に「ごはんだよ」と、声を掛けるが

僕には、「ご飯ない」以降は、ひと言もない。

食事中も、とくに話しかけられることなく

娘と嫁はガールズトークしていた。


「暖かかった肩たたき機」

娘が早口言葉の練習をしている。

僕は資料を抱えて仕事部屋に逃げ込んだ。


離婚まで、あと2106日。