トイレットペーパーやティッシュケースの入替。
ゴミ箱にコンビニ袋を掛ける作業。
クイックルワイパーのゴミを取って
もう使えなければペーパーを替える。
掃除機のゴミ捨てと清掃。
まな板の漂白。こういう仕事を
「名もなき家事」というらしい。
嫁が家事をしなくなって
いや、少しはするのだけれど
炊事と掃除を僕がやるようになってから
細かい作業に時間を取られることが
すごくよくわかった。
ご飯を作るだけなら
買い物して料理して、でいいはずなのに
食後、食器を食洗機に入れる前に
必ず予洗いや残飯処理が伴うし
洗い上がった食器を食器棚に戻す作業もある。
掃除機をかけたりクイックルワイパーを
掛けるだけならともかく
ゴミの処理から各機器のメンテナンスも
しなくちゃならない。
そこまで含めると家事の時間は膨大だ。
朝早くに家を出て、夕飯時間に帰ってくると
嫁は洗濯物を畳む以外の家事は一切しない。
僕は朝、娘の朝食を作り
(朝起こすのは中学生になってやめた)
送り出したら片付けて、簡単に部屋の掃除して
仕事を始め、昼ごはんを食べ、
夕方には夕食の準備して
夕飯後に片付ける
ただこれだけの作業なのに
負担に感じるのはどういうことだろう。
一人暮らししてた頃は
こんなこと考えなかった
当たり前だと思っていたから。
実家にいた時もそうだ。
高校生まで家事なんかやっとことなかったし。
名もない家事をやることは構わないのだけど
嫁はそのことについてどう思っているのだろう。
「今まで私がやってたこと
やっとわかった?」なのか
それとも、あの頃の僕のように
当たり前だと思っているのか
そんなことすら聞けないでいる。
離婚まで、あと2172日。