昼間の打ち合わせと

夕方からの打ち合わせのダブルヘッダーで

夕飯は、昨日のうちから

鍋にカレーを、仕込んでおいた。


普通のカレーは「飽きた」と言われたので

ちょっと工夫して

スパイスカレーをしておいた。


娘は春から高校受験に向けて

塾通いしたいというので

今日は体験受験で遅くなる。

夕方、体験授業に行く前に

ひとりでカレーを食べて出ていくように

朝のうちに伝えておいた。


娘より早くに家を出た嫁には

夕飯のことは何も伝えていない。

 

夜21時頃帰ると

リビングの電気は消えたまま

嫁は風呂に入ってるらしい。

カレーを温めようとすると

明らかに量が減っているので

娘の次に、嫁も食べたらしい。


炊飯器のご飯があまり減っていないのは

嫁は米をあまり食べないからだ。

もしかしてカレーだけ

ちょこっと摘んだのかもしれない。


テレビをぼーっと眺めながら

カレーを食べていると

風呂上がりの嫁が「おいしかったよ」と

珍しく感想を言った。


そう? とそっけなく返したのだが

内心は嬉しくてたまらない自分に気づいた。


もう、気持ちの上では

何とも思っていないけど

褒められると嬉しい。


少しだけ、離婚やめてもいいかな?と思ったが

娘が帰宅して

持ち帰ったパンフレットをみながら

塾の本申し込みの検討をしてるときも

嫁は寝室から出てこなかった。


やはり無理だ。

 

離婚まで、あと2217日。