重賞初Vへ態勢は整った。札幌日経オープンをレコード勝ちしたルルーシュが、豪快なデモンストレーションを見せた。夜が明けきらない午前5時、横山典弘騎手を背に美浦Wコースに登場。レンディル(せん6、1600万下)、スピルバーグ(牡3、1600万下)を先導役にして、軽快にラップを刻む。4コーナーで最内に進路を取って直線へ。鞍上が軽く手綱を緩めただけで2頭をかわしさる。カクテルライトに照らされて、圧巻の4馬身先着。やや力が必要な馬場状態でラスト1ハロン12秒6は上々だ。「順調。多くを語る必要はないだろう。見ての通り」と最初は言葉が少なかった横山典だが、具合のいい期待馬に乗った直後だけに、これで終わらない。「前走はコンタクトが取れていたし、リズムよく走れた。折り合いのいい馬だし、心配はしてない。距離もオールマイティーだね。今後は、今回の結果次第じゃないか。素質のある馬だし、順調にいってくれれば」と期待を寄せる。札幌でデビュー戦を勝ち、3歳1月に2勝目をあげたものの、そこから腰、背中を悪くして1年2カ月休養した。今年3月に復帰してからは、腰に負担がかかりやすい坂路をやめて、トラックコースで調教。藤沢和調教師は「パワーアップして、いい馬になってきた。以前はレースを使った後や調教後に反動があったけど、それもなくなった」と体質強化に笑みを浮かべる。