どんな病気でも、自分がなってみないとつらさはわからない。

これは、合計15年半、病院で働いて、多くの患者様とお話させていただいた経験から、そう思う。

特に精神疾患は、これだけ患者が増えたのに関わらず、精神論でなんとかなると言う人が多い。

根性で治るなら、躁鬱病の人はすぐ治るはず。っていうか、根性あるから病気になるまで頑張るんだ!

私の場合、「理解あるなぁ」 と思った人は、本人か家族が精神疾患である。

もし、自分も家族も精神疾患でない人が、精神科の患者に何か意見をしたいなら、私はこう言いたい。

まず、脳について、解剖学、生理学、生化学等、基礎医学を勉強して、それから臨床、つまり、精神疾患そのものを勉強して、精神科の薬の薬理学を勉強して、それから言って来い!

医師ですら、精神科の外来で、「気のせいです。」と言った奴がいた。

その医師の患者様は皆、傷つき、苦情の投書がいっぱいで、その病院から追い出された。

だから、素人さんなんか、もっと、病気についてわかってないはず。

自分はみっちり勉強した。だから、適切なアドバイスができる、と思うなら、優しい言葉か出てくるはず。

何気ない一言で、何回泣いたか・・・

また、それで劇的に病気は悪化する。

個人的な意見だが、精神科医、患者・その家族、精神疾患に精通した各種ワーカーさん・保健師、専門ナース等のプロ以外の人には、病気について口出ししてほしくないのである。

まあ、患者でも、わかってない奴、いたけどね。(エロ小説、ビックリしたわぁ)


ガオー!

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