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PBとはプライベートブランドの略で、小売店がメーカーにOEM供給を依頼し、そこから調達した製品に付すブランドのこと。ナショナルブランド(NB)の反意語。 イオンのトップバリューとか、IY・セブンのセブンプレミアムとか。
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そのときはイギリスは収入格差があるから、安いのを作ってるんだろーなと思ってた。
実際にものすごく安くて、包装も簡易な感じだった。(けど日本のPBより質は悪くて、パンとかすぐカビるw)
国内スーパー大手はどこも数年前からPBにとても力を入れてきている。
売り場を見てもかなりの量のPBを見ることができるはずだ。
ここ最近では材料費の高騰もあり、価格転嫁しにくい食品の価格も上がってきている中では主婦の強い味方で人気も高いだろう。
上の説明ではわかりにくいかもしれないので噛み砕くと、PBは宣伝費をかけない商品ってだけで、100均一に売っているポテチとメーカー品の名前が入ったポテチは同じだって話。
作っている工場も一緒だったりする。包装が違うのね。
ただ、知名度がないので流通経路を確立させていないと当然安くても売れないわけで、すでに大きな流通経路をもっているGMSにとっては実入りがいい商品ともいえるだろう。自社ブランドの売り込みにもなるわけだし。
タイトルにもかきましたが、100円均一(99ショップとか)の商品はほぼ全てがOEM生産によってできている。PBものせない商品だ。徹底的にコストを削減するとそうなる。
なんで、厳選PB商品だらけを集めるといっても、単なるOEM生産品を並べただけでは100円均一と変わらない。PBを作るにあたって、戦略をもってPBを育てていくことが必要なのだ。
結果的に新しい競争が起きて(既存GMSと他社追随の新興GMS間で)消費者にはうれしい価格になりそうだ。
小手先で偽装をして、見せ掛けだけの価格を操作するより、今回のような仕組み自体を変えて企業としての戦略を練っていく姿は見習いたいものだ。
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イオンが「超安売り店」の出店検討、厳選PB商品で展開
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080805-00000063-yom-bus_all
8月6日3時5分配信 読売新聞
流通大手のイオンは5日、新業態の「超安売り店」を出店する検討に入った。
メーカー品の半額程度の自主企画商品(プライベートブランド=PB)で急成長している欧州企業をモデルに、「これまで日本になかった」(首脳)安売り店舗を構想している。総合スーパー中心の拡大戦略の見直しを図っており、その一方策として、消費者の低価格志向に対応する店舗開発を急ぐ構えだ。 イオンが参考にするのは、欧州で「ディープ・ディスカウンター」「ハード・ディスカウンター」と呼ばれる超安売り業態だ。 最大手の独アルディや独リドルは、日本の平均的なスーパーの4分の1程度の売り場面積の500平方メートル程度の店舗で、1店舗当たりの従業員は数人という。品ぞろえは加工食品を中心に1000品程度に絞り込んでおり、日本の中型スーパーの10分の1程度だ。この体制で、大手メーカー品より3割から5割程度安いPB商品を販売する。 イオンはこれまで、消費者の低価格志向への対応として、価格をメーカー品より2~3割安く抑えたPB「トップバリュ」の品ぞろえを増やしてきた。08年2月期単体決算では、売上高に占めるPBの割合が8・6%となっている。 新業態でもPB中心の品ぞろえになるとみられ、今後、店舗の規模や具体的な参入時期を詰める方針だ。 |
最終更新:8月6日3時5分