1-3-1.【古文文法・漢文句法】
○ 丸暗記ではできない理由
どんな学習であれそうですが、理解・習得するまでの時間は三分から十分に制限し、同じだけの時間をかけて確認テストをするのがいいと私は考えています。
古文であれば、なにかしらの文法書などはもらっているはずですから、そういったものでごろをつくってみたりして、なにかしら覚えられる形を整えた後に、習得→テストを細切れに繰り返すのがよろしいかと思います。
ごろについては、ごろがまとめてのっけてある本を買うなどの方法もありますが、基本的には自分でつくったほうが習得は早いものです。人は自分で工夫してつくったものであれば忘れがたいですし、たとえごろをつくるのに時間がかかったとしても、そういった記憶は深く深く、自分の頭の中に残りますから、結果として勉強は早く片付きます。
ごろがなじまない人は、理屈から覚えるのがいいですから、東大生のやっている無料予備校のmanavee.comなどで授業を見てから、テストをやってみることをお勧めします。
テストについては、河合の「古典文法ステップアップノート30」などをテスト代わりに使ってみることをお勧めします。
○ 東大生の無料予備校 manavee.com
http://manavee.com/
1-3-2.【古文単語・漢文語彙】
古文の単語については、Z会の速読古文単語や、学校の履修済みの教科書などを使って、英単語のときと同じように音読で覚えるのが良いかと思います。
すこし、やりかたについてふりかえってみましょう。再び、私と東北大医学部の先輩の会話です。
「単語を覚えるときに、意味を一対一対応で覚えようとする人がいるだろ? でも、それは効率がわるい。それよりなら、『速読英単語』を一冊丸暗記したほうがいい」
「そんなことできるんですか?」
「できる。誰でもできる。地頭に関係なく」
「どんなふうにやるんですか?」
「まず、一週間目は一章だけやる。文章の解釈もノートにまとめてね。二週間目は一章と二章、三週間目は一章から三章、四週間目は二章から四章というふうに、ひとつずつずらしていく」
「どれぐらいやればいいんですか?」
「一日三回、週五回、三週間。合計四十五回。これだけでいい。かかる時間は一日に一時間もかからない。記憶効率からいって、寝る前にやるといい」
これをする上で、英語のような面倒な下準備をする必要はまったくありません。丁寧に書かれた授業のノートさえあれば、だれにでもできる習得法です。
▽ 主語と対象語を付け加えて
私は、どれほど面倒でも、古文・漢文で主語と対象語が抜けている場合は、それを付け加えて現代語訳を生徒自身の手で作るべきだと考えています。
学校の先生や予備校の先生は、なんの解説もせずに、当たり前のここにここを付け加えて読んでくれるので、なんとなしにわかった気になりますが、実際の試験会場では付け加えて出題されることなどまずありえません。
ですから、どんなに面倒でも古文・漢文で主語と対象語が抜けている場合は、それを付け加えて現代語訳を生徒自身の手で作るべきです。
▽ 敬語を押さえて
主語と対象語を決定する上で、一番大切になってくるのは敬語です。二重敬語なら、主語に入るのは誰と誰しかありえないといったように、敬語の種類によって簡単に主語を決定できることが往々にしてあるからです。
このようなことをまじめにやっていれば、古文の成績はかならず伸びます。いまからではもう遅いというひとは、Z会の速読古文単語や、教科書ガイドを買ってきて、白文を自分で現代語訳してみて、添削すると良いでしょう。
▽ 漫画・小説はバカにできない!
あと、古文にせよ、漢文にせよ、出題される文章はさほど多くはありません。ですから、一通り有名どころを読んでしまうことをお勧めします。これは、いわゆる古文常識・漢文常識を知るためでもあります。
○ 青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/
○ 丸暗記ではできない理由
どんな学習であれそうですが、理解・習得するまでの時間は三分から十分に制限し、同じだけの時間をかけて確認テストをするのがいいと私は考えています。
古文であれば、なにかしらの文法書などはもらっているはずですから、そういったものでごろをつくってみたりして、なにかしら覚えられる形を整えた後に、習得→テストを細切れに繰り返すのがよろしいかと思います。
ごろについては、ごろがまとめてのっけてある本を買うなどの方法もありますが、基本的には自分でつくったほうが習得は早いものです。人は自分で工夫してつくったものであれば忘れがたいですし、たとえごろをつくるのに時間がかかったとしても、そういった記憶は深く深く、自分の頭の中に残りますから、結果として勉強は早く片付きます。
ごろがなじまない人は、理屈から覚えるのがいいですから、東大生のやっている無料予備校のmanavee.comなどで授業を見てから、テストをやってみることをお勧めします。
テストについては、河合の「古典文法ステップアップノート30」などをテスト代わりに使ってみることをお勧めします。
○ 東大生の無料予備校 manavee.com
http://manavee.com/
1-3-2.【古文単語・漢文語彙】
古文の単語については、Z会の速読古文単語や、学校の履修済みの教科書などを使って、英単語のときと同じように音読で覚えるのが良いかと思います。
すこし、やりかたについてふりかえってみましょう。再び、私と東北大医学部の先輩の会話です。
「単語を覚えるときに、意味を一対一対応で覚えようとする人がいるだろ? でも、それは効率がわるい。それよりなら、『速読英単語』を一冊丸暗記したほうがいい」
「そんなことできるんですか?」
「できる。誰でもできる。地頭に関係なく」
「どんなふうにやるんですか?」
「まず、一週間目は一章だけやる。文章の解釈もノートにまとめてね。二週間目は一章と二章、三週間目は一章から三章、四週間目は二章から四章というふうに、ひとつずつずらしていく」
「どれぐらいやればいいんですか?」
「一日三回、週五回、三週間。合計四十五回。これだけでいい。かかる時間は一日に一時間もかからない。記憶効率からいって、寝る前にやるといい」
これをする上で、英語のような面倒な下準備をする必要はまったくありません。丁寧に書かれた授業のノートさえあれば、だれにでもできる習得法です。
▽ 主語と対象語を付け加えて
私は、どれほど面倒でも、古文・漢文で主語と対象語が抜けている場合は、それを付け加えて現代語訳を生徒自身の手で作るべきだと考えています。
学校の先生や予備校の先生は、なんの解説もせずに、当たり前のここにここを付け加えて読んでくれるので、なんとなしにわかった気になりますが、実際の試験会場では付け加えて出題されることなどまずありえません。
ですから、どんなに面倒でも古文・漢文で主語と対象語が抜けている場合は、それを付け加えて現代語訳を生徒自身の手で作るべきです。
▽ 敬語を押さえて
主語と対象語を決定する上で、一番大切になってくるのは敬語です。二重敬語なら、主語に入るのは誰と誰しかありえないといったように、敬語の種類によって簡単に主語を決定できることが往々にしてあるからです。
このようなことをまじめにやっていれば、古文の成績はかならず伸びます。いまからではもう遅いというひとは、Z会の速読古文単語や、教科書ガイドを買ってきて、白文を自分で現代語訳してみて、添削すると良いでしょう。
▽ 漫画・小説はバカにできない!
あと、古文にせよ、漢文にせよ、出題される文章はさほど多くはありません。ですから、一通り有名どころを読んでしまうことをお勧めします。これは、いわゆる古文常識・漢文常識を知るためでもあります。
○ 青空文庫
http://www.aozora.gr.jp/