http://homepage2.nifty.com/YONE/ より
アクション
(act=ag=行う)
ラテン語agere pp=actus
派手な爆発シ-ンや犯人の車を追跡するカ-チェイスが見せ場の映画を「アクションム-ビ-」と言い、その俳優を「アクションスタ-」と呼ぶ。アクションaction
(act=行う)は「行動、動作」そのままである。リアクションreaction
(re=再び+act=行動する)は「反動、反応」で分かり易い。
「彼はCIAのエイジェントだ」とスパイ映画に登場するエイジェントagentは「代理人」の意味で「行う人」から変化した言葉。エイジェンシ-agencyは「代理店」で芸能界の会社名に使われている。
学生運動家の演説を「アジテ-ション(略してアジともいう)」と言うが、このアジテ-ションagitationは「行動」から「扇動」に変化した言葉だ。彼らの隠れ家のアジトはロシア語からで、英語ではsafe house。
action 行動
reaction 反応
agent 代理人
agency 代理店
agitation 扇動
act 行動(する)
actor 男優
actress 女優
activate 活発化する
active 活動的な
actual 現実の(行動する)
activity 活動
enact (法律を)制定する、
exact 正確な(厳しく取りたてる)
react 反応する
transact 処理する(やり通す)
agitate 扇動する
agony 苦悶、激情(心を追い回す)
cogent 人を承服させるに足る(動かして共に行く)
exigent 過度の要求する(そとに追い出す)
アクセサリ-
(cede,ceed,cess=行く、来る)
ラテン語cedere ,pp-cessus
アクセサリ-は、accessory(ac=~の方へ+cess=行く+ory=集合名詞語尾)「接近する」「付け加わる」から「付属品」の意味に変化した。前半のアクセス(access)は、案内地図を書く時、How to accessと使ったりする。またコンピュ-タ-用語で「インタ-ネットにアクセスする」等に用いる。
「成功者の物語」のサクセススト-リ-のサクセスは、success(suc=
~の下に+cess=行く)「~の下についてゆく」が原義で、その動詞succeed
には、「受け継ぐ」と「成功する」がある。財産や利権を受け継ぐことは、成功するに他ならないからである。「受け継ぐ」の名詞は、succession。
accessory アクセサリ-
access 接近
success 成功
succeed 継承する、成功する
succession 継承
accede 職につく、同意する(に向かって立つ)
concede 譲歩する(共に行く-譲り合う)
intercede 仲裁する(間に入っていく)
precede 先行する(先に行く)
recede 後退する(後ろに行く)
retrocede 戻る、還付する(後方に行く)
antecede に優る(前に行く)
exceed 超える(超えて外に行く)
proceed 進む、手続きする(前方に行く)
concession 譲歩(共に行く-譲る)
excess 超過(超えて行く)
process 過程、起訴する
processor プロセサ、処理装置
アシスタント
(sist=立つ)
ラテン語stare
番組の進行を手伝うアシスタントは、assistant(as=ad=~の方へ+sist=立つ+ant=人の語尾)「側に立って援助する人」のこと。
そう言えば日本語になっているスタンバイはstand byの略で「待機する」という意味の他に「傍観する」「援助する」がある。サッカ-用語のアシスト(ゴ-ルに入れやすいボ-ルをパスすること-中田選手の得意とするところだ。)は、「援助する」からきている。
レジスタンスは、resistance(re=against+sist=立つ+ance=名詞語尾)政治的な抵抗運動で、「反対して立つ」を意味する。
このsistを語幹とする重要な単語は多い。stitut=立つの語幹もある。
assistant アシスタント
assist 援助する
resistance レジスタンス
assistance 援助(側に立つ)
consist 成り立つ(共に立つ)
consistence(-ency) 言行一致(共に立つ)
exist 存在する(外に立ち続ける)
existence 存在(外に立ち続ける)
insist 主張する(の上に立って動かない)
insistence 主張
persist 固執する(立ち通す)
persistance 固執
subsist 存続する(下に立つ)
subsistence 存続、生活
constitute 構成する、制定する(共に立つ)
constitution 構成、憲法
destitute 困窮した(衣食から離れて立っている)
institute 設立する、学会(立て起こす)
substitute 代用する、代用品、(代わりに立てる)
restitution 返還、賠償(元に戻し立てる)
prostitute 身を売る、売春婦(公衆の前に立つ)
アパート
(part=部分、分ける)
ラテン語partire,partem
「わたしは、マンションに住んでいます。」と英語で言うと日本に永く滞在しているか、余程の日本通の外国人でない限り誤解する。マンション(mansion)は、大邸宅を意味するからだ。「貴方は貴族の生まれですか」と問われるのが、オチだ。
日本語のマンションは、米国ではapartment、英国ではflat。 そして 、 apartと略してはならない。apart-別れて、離れて-の副詞があるから、別居していますとまた誤解されてしまう。
partの語源は「分ける、部分」で日本語でも「機械のパーツ」や「奥さんのパート」で「部分」の意味が分かる。「パーテイに出席する」のパーテイ(party)もこの語源からきている。部分―党派―一行―仲間の集まりと意味が変化したものだ。 Liberal Party-自由党。熟語でplay a part -役を演じる、 take part in-参加する、take the part of-味方する。
「デパートで買い物」のデパートは、department storeでこれも略してはならない。(de=dis=別れて+part=部分+ment=名詞語尾)デパートは売り場が分れている店だ。Commercial Departmennt-大学の商学部、departmentは、~局、課、省の意味でも使う。
もう一つ、compartment-仕切り、区画、汽車の客室。
apart 離れて、別れて
apartment マンション
department デパート、課、部、局
compartment 汽車の客室
party パーテイ、一行、党派
partial 一部分、偏った
impartial 偏らない、公平な
partcular ある部分に特有な
particle (小さな部分)微粒子
participle 分詞
participate 参加する
partition 分割する、パテイション
partake 参加する
portion 分け前
インフルエンザ
( flu=流れる)
ラテン語fluere
秋深まり、冬になると風邪インフルエンザinfluenza(in=中に+flu=流れる)が流行するが、「病気」の意味はなく「中を流れる」から「感化、感染」が原義であり、空から流れ出る霊が人間の体内に入ってその人の運命を変えると考えられていた。18世紀にイタリアで発生した流行性感冒に因んで名づけられた言葉で元はイタリア語である。口語ではfluと略す。
一定期間内に動く貨幣の流量、フロ-flowは語源的には無関係であるが翻訳の際に、ラテン語fluereをflowと訳していたとある。
influennza インフルエンザ
flow フォ-、流れ
fluent 流暢な(流れるような)
fluency 流暢
fluid 流動性の、液体
flush どっと流す、紅潮させる
fluctuate 波動する
affluent 豊富な、支流(の方へ流れる)
circumfluent 還流する(周りを流れる)
confluent 融合性の、支流(共に流れる)
effluent 流出する、流れ
influent 流れ込む、支流(中に流れ込む)
influence 影響(を及ぼす)
refluent 逆流する(逆に流れる)
superfluous 余分の(越えて流れる)
superfluity 余分
flood 氾濫する、洪水
エレベーター
(lev=持ち上げる、軽い)
ラテン語levare,levis
エレベーターが発明されたのが1854年、日本に登場したのが1890年、結構以前からあったものだと知る。高層ビルには不可欠のエレベーターelevator(e=ex=上に+lev持ち上げる)は降りるにも利用するが「上に上げる」が原義である。
エスカレーターはこのelevatorとascalade(はしごを使って登る)の合成語であるので、発明の順序が分かる。この言葉よりescalation「戦争拡大」が近代になって出来た。
器械を操作する時に用いるレバーleverは「軽くする」から力学の応用「てこ」である。
横浜ベイスターズの大魔人-佐々木投手はリリーフエースだ。リリーフrelief(re=元に+lief=軽くする)は「苦痛、重荷を元のようにかるくする」より「救援、軽減」である。
elevator エレベーター
lever レバー、
relief 救援
leverage てこの原理
levy 課税する、徴収(取り上げる)
levitate 空中に浮揚する
levitation 空中浮揚
levity 軽率(軽いこと)
alleviate 緩和する
alleviation 軽減
elevation 昇進、高所、海抜
relevant 適切な(また持ち上げる)
irrelevant 的外れの
relevance 適切
relieve 救援する、軽減する
relieve 救援する、軽減する
オリエント
(ori=昇る、始まる)
ラテン語orini
ヨーロッパから見て「太陽が昇る」方向が「東」オリエント orientである。その反対語、「西」はoccident「太陽がおちる」である。「カジュアル」の項参照。
大学に入ると、新入生のために「課目選択指導、方向づけ」をオリエンテーション
orientationと呼ぶ。設定された通過地点をすべて通り、できるだけ早く目的地まで到着することを競うゲームをオリエンテーリングorienteeringと言う。どちらも「東方に向かって」から派生した言葉だ。
「オリジナルメニュー」や「オリジナル曲」などのオリジナルoriginalは「太陽が昇る」より「最初の、独創的な、原作の」の意味でよく用いられる。
orient 東
orientation オリエンテーション
orienteering オリエンテーリング
original 最初の、独創的な、原作
oriental 東洋の
originality 独創性、創造力
originate 創造する、始まる
originative 奇抜な
aborigines 原住民(始めからの
aboriginal 原始の、原住民
abortion 流産、
primordial 原始時代からの(一番始まりから)
カジュアル
(cad,cid,cas=落ちる)
ラテン語cadere
「カジュアルウエア]はフォ-マルformalウエア(正装)の反対語で「普段着」である。カジュアルcasual(cas=落ちる+al=形容詞語尾)の原義は「落ちて来る」「偶然の」で、「略式の」に変化し、「気軽な普段の服装」となった。
アクシデントaccident(ac=~の方へ+cid=落ちる)は身の上に落ちて来る「偶然的な出来事」でincident(起こるべくして起こる出来事)と区別されることがある。
デカダンスdecadence(de=下に+cad=落ちる+ence=名詞語尾)は「下に落ちる」から「退廃」で、退廃の美しさを追求した十九世紀末のフランスの芸術活動を言う。
日本語でも使われる「ケ-スバイケ-ス(case bycase)」のケ-スcaseは「落ちる」「偶然の」から「その事情によって臨機応変」である。「箱」のケ-スはcapere(捕まえる)からで別語源。ケ-スワ-カ-case workerは心身障害者や老人等の特別な「場合」の指導、助言する人のこと。
casual カジュアル
accident 事故、災害
incident 起こりがちな(出来事)
decadance 退廃
case 場合
accidental 偶然の(出来事)
incidental 付随的の(出来事)
coincident 符合した(共に落ちる)
coincide 符合する
occident 西洋(太陽が落ちる方)cf.orient
cascade 小滝(落ちるもの)
casualty 不慮の災難
occasion 機会(目の前に落ちる)
occasional 時折々
カタログ
(log,loqu=話す)
ラテン語legein,logos
カタログcatalogue(cata=十分に+log=話す)は、「十分に述べられたもの」から現代語では、「商品などの説明を書いた目録、小冊子」を指すが、古代ギリシャでは、「軍隊に招集される人の一覧表」を意味した。
ギリシャ語Logosロゴスは、「話す言葉」から「理性、論理、思想、学問」と諸々の概念の言葉生まれ、「計算、比率」もある。ロゴマ-クのlogoは、商品名や会社名をより鮮明に印象づけるためにデザインされた文字。ロジカルlogicalは、「論理的、合理的」。ロジステックスlogisticsは、「合理的な物流」を意味する。
アナログanalog(ana=upon+log=論理、割合)は「割合によって」より「類似、相似」だが、現代社会では、文字や音声を信号に変化させ送る手段の一つ。
プロロ-グprologueは「序幕、序言」。エピロ-グepilogue(epi=upon)は、「上に付け加えた言葉」から「文章の結び、終りの口上」。
catalogue カタログ
logical 論理的
logo ロゴ
logistics ロジステックス
analog アナログ
prologue 序幕
epilogue 結び
monologue 一人芝居(一人で話す)
dialogue 対話(二人の間の言葉)
apology 謝罪(罪を逃れるために話す)
analogy 類推(他の物に関して話す)
eloquent 雄弁な(言葉がよくでる)
biology 生物学
zoology 動物学
geology 地学
theology 神学
mythology 神話学
meteorology 気象学
psychology 心理学
physiology 生理学
philology 言語学(言葉を愛する)
astrology 星占い
キャプ
(cap=頭)
ラテン語caput
キャプテンcaptainの略で「編集長、統率者」をキャプと言ったりする。キャプcapは「縁なし帽子」だが、ふたのキャプも「頭」からである。
野菜のキャベツcabbage(b=p)も「頭の形」から由来する。またc=chと変化して、グル-プの長を意味するチ-フchiefや料理長のシェフchef(仏語)もこの「頭」からである。シュークリームchou a'la creme(仏語)はその形から自ずと分かる。
そしてハンカチ-フhandkerchiefは、「頭を被う布」からである。袖なしの外套のケ-プcapeも由来は同じ、「頭のように突き出ているもの」から「岬」もある。雨の時に着るカッパ(合羽)はポルトガル語のcapaから。
captain キャプテン
cap 帽子、キャプ、岬
cabbage キャベツ
chief チ-フ
cape ケ-プ
capsize 転覆(する)(船首を捉えて)
capital 主要な、頭文字、首都、資本
capitalism 資本主義
capitalist 資本家
decapitate 解雇する(首を切り離す)
escape 逃げる(ケ-プを脱ぐ)
caption 見出し
chapel 礼拝堂(ケ-プを納める場所)
achieve 達成する(頭へ-終りへ)
アクション
(act=ag=行う)
ラテン語agere pp=actus
派手な爆発シ-ンや犯人の車を追跡するカ-チェイスが見せ場の映画を「アクションム-ビ-」と言い、その俳優を「アクションスタ-」と呼ぶ。アクションaction
(act=行う)は「行動、動作」そのままである。リアクションreaction
(re=再び+act=行動する)は「反動、反応」で分かり易い。
「彼はCIAのエイジェントだ」とスパイ映画に登場するエイジェントagentは「代理人」の意味で「行う人」から変化した言葉。エイジェンシ-agencyは「代理店」で芸能界の会社名に使われている。
学生運動家の演説を「アジテ-ション(略してアジともいう)」と言うが、このアジテ-ションagitationは「行動」から「扇動」に変化した言葉だ。彼らの隠れ家のアジトはロシア語からで、英語ではsafe house。
action 行動
reaction 反応
agent 代理人
agency 代理店
agitation 扇動
act 行動(する)
actor 男優
actress 女優
activate 活発化する
active 活動的な
actual 現実の(行動する)
activity 活動
enact (法律を)制定する、
exact 正確な(厳しく取りたてる)
react 反応する
transact 処理する(やり通す)
agitate 扇動する
agony 苦悶、激情(心を追い回す)
cogent 人を承服させるに足る(動かして共に行く)
exigent 過度の要求する(そとに追い出す)
アクセサリ-
(cede,ceed,cess=行く、来る)
ラテン語cedere ,pp-cessus
アクセサリ-は、accessory(ac=~の方へ+cess=行く+ory=集合名詞語尾)「接近する」「付け加わる」から「付属品」の意味に変化した。前半のアクセス(access)は、案内地図を書く時、How to accessと使ったりする。またコンピュ-タ-用語で「インタ-ネットにアクセスする」等に用いる。
「成功者の物語」のサクセススト-リ-のサクセスは、success(suc=
~の下に+cess=行く)「~の下についてゆく」が原義で、その動詞succeed
には、「受け継ぐ」と「成功する」がある。財産や利権を受け継ぐことは、成功するに他ならないからである。「受け継ぐ」の名詞は、succession。
accessory アクセサリ-
access 接近
success 成功
succeed 継承する、成功する
succession 継承
accede 職につく、同意する(に向かって立つ)
concede 譲歩する(共に行く-譲り合う)
intercede 仲裁する(間に入っていく)
precede 先行する(先に行く)
recede 後退する(後ろに行く)
retrocede 戻る、還付する(後方に行く)
antecede に優る(前に行く)
exceed 超える(超えて外に行く)
proceed 進む、手続きする(前方に行く)
concession 譲歩(共に行く-譲る)
excess 超過(超えて行く)
process 過程、起訴する
processor プロセサ、処理装置
アシスタント
(sist=立つ)
ラテン語stare
番組の進行を手伝うアシスタントは、assistant(as=ad=~の方へ+sist=立つ+ant=人の語尾)「側に立って援助する人」のこと。
そう言えば日本語になっているスタンバイはstand byの略で「待機する」という意味の他に「傍観する」「援助する」がある。サッカ-用語のアシスト(ゴ-ルに入れやすいボ-ルをパスすること-中田選手の得意とするところだ。)は、「援助する」からきている。
レジスタンスは、resistance(re=against+sist=立つ+ance=名詞語尾)政治的な抵抗運動で、「反対して立つ」を意味する。
このsistを語幹とする重要な単語は多い。stitut=立つの語幹もある。
assistant アシスタント
assist 援助する
resistance レジスタンス
assistance 援助(側に立つ)
consist 成り立つ(共に立つ)
consistence(-ency) 言行一致(共に立つ)
exist 存在する(外に立ち続ける)
existence 存在(外に立ち続ける)
insist 主張する(の上に立って動かない)
insistence 主張
persist 固執する(立ち通す)
persistance 固執
subsist 存続する(下に立つ)
subsistence 存続、生活
constitute 構成する、制定する(共に立つ)
constitution 構成、憲法
destitute 困窮した(衣食から離れて立っている)
institute 設立する、学会(立て起こす)
substitute 代用する、代用品、(代わりに立てる)
restitution 返還、賠償(元に戻し立てる)
prostitute 身を売る、売春婦(公衆の前に立つ)
アパート
(part=部分、分ける)
ラテン語partire,partem
「わたしは、マンションに住んでいます。」と英語で言うと日本に永く滞在しているか、余程の日本通の外国人でない限り誤解する。マンション(mansion)は、大邸宅を意味するからだ。「貴方は貴族の生まれですか」と問われるのが、オチだ。
日本語のマンションは、米国ではapartment、英国ではflat。 そして 、 apartと略してはならない。apart-別れて、離れて-の副詞があるから、別居していますとまた誤解されてしまう。
partの語源は「分ける、部分」で日本語でも「機械のパーツ」や「奥さんのパート」で「部分」の意味が分かる。「パーテイに出席する」のパーテイ(party)もこの語源からきている。部分―党派―一行―仲間の集まりと意味が変化したものだ。 Liberal Party-自由党。熟語でplay a part -役を演じる、 take part in-参加する、take the part of-味方する。
「デパートで買い物」のデパートは、department storeでこれも略してはならない。(de=dis=別れて+part=部分+ment=名詞語尾)デパートは売り場が分れている店だ。Commercial Departmennt-大学の商学部、departmentは、~局、課、省の意味でも使う。
もう一つ、compartment-仕切り、区画、汽車の客室。
apart 離れて、別れて
apartment マンション
department デパート、課、部、局
compartment 汽車の客室
party パーテイ、一行、党派
partial 一部分、偏った
impartial 偏らない、公平な
partcular ある部分に特有な
particle (小さな部分)微粒子
participle 分詞
participate 参加する
partition 分割する、パテイション
partake 参加する
portion 分け前
インフルエンザ
( flu=流れる)
ラテン語fluere
秋深まり、冬になると風邪インフルエンザinfluenza(in=中に+flu=流れる)が流行するが、「病気」の意味はなく「中を流れる」から「感化、感染」が原義であり、空から流れ出る霊が人間の体内に入ってその人の運命を変えると考えられていた。18世紀にイタリアで発生した流行性感冒に因んで名づけられた言葉で元はイタリア語である。口語ではfluと略す。
一定期間内に動く貨幣の流量、フロ-flowは語源的には無関係であるが翻訳の際に、ラテン語fluereをflowと訳していたとある。
influennza インフルエンザ
flow フォ-、流れ
fluent 流暢な(流れるような)
fluency 流暢
fluid 流動性の、液体
flush どっと流す、紅潮させる
fluctuate 波動する
affluent 豊富な、支流(の方へ流れる)
circumfluent 還流する(周りを流れる)
confluent 融合性の、支流(共に流れる)
effluent 流出する、流れ
influent 流れ込む、支流(中に流れ込む)
influence 影響(を及ぼす)
refluent 逆流する(逆に流れる)
superfluous 余分の(越えて流れる)
superfluity 余分
flood 氾濫する、洪水
エレベーター
(lev=持ち上げる、軽い)
ラテン語levare,levis
エレベーターが発明されたのが1854年、日本に登場したのが1890年、結構以前からあったものだと知る。高層ビルには不可欠のエレベーターelevator(e=ex=上に+lev持ち上げる)は降りるにも利用するが「上に上げる」が原義である。
エスカレーターはこのelevatorとascalade(はしごを使って登る)の合成語であるので、発明の順序が分かる。この言葉よりescalation「戦争拡大」が近代になって出来た。
器械を操作する時に用いるレバーleverは「軽くする」から力学の応用「てこ」である。
横浜ベイスターズの大魔人-佐々木投手はリリーフエースだ。リリーフrelief(re=元に+lief=軽くする)は「苦痛、重荷を元のようにかるくする」より「救援、軽減」である。
elevator エレベーター
lever レバー、
relief 救援
leverage てこの原理
levy 課税する、徴収(取り上げる)
levitate 空中に浮揚する
levitation 空中浮揚
levity 軽率(軽いこと)
alleviate 緩和する
alleviation 軽減
elevation 昇進、高所、海抜
relevant 適切な(また持ち上げる)
irrelevant 的外れの
relevance 適切
relieve 救援する、軽減する
relieve 救援する、軽減する
オリエント
(ori=昇る、始まる)
ラテン語orini
ヨーロッパから見て「太陽が昇る」方向が「東」オリエント orientである。その反対語、「西」はoccident「太陽がおちる」である。「カジュアル」の項参照。
大学に入ると、新入生のために「課目選択指導、方向づけ」をオリエンテーション
orientationと呼ぶ。設定された通過地点をすべて通り、できるだけ早く目的地まで到着することを競うゲームをオリエンテーリングorienteeringと言う。どちらも「東方に向かって」から派生した言葉だ。
「オリジナルメニュー」や「オリジナル曲」などのオリジナルoriginalは「太陽が昇る」より「最初の、独創的な、原作の」の意味でよく用いられる。
orient 東
orientation オリエンテーション
orienteering オリエンテーリング
original 最初の、独創的な、原作
oriental 東洋の
originality 独創性、創造力
originate 創造する、始まる
originative 奇抜な
aborigines 原住民(始めからの
aboriginal 原始の、原住民
abortion 流産、
primordial 原始時代からの(一番始まりから)
カジュアル
(cad,cid,cas=落ちる)
ラテン語cadere
「カジュアルウエア]はフォ-マルformalウエア(正装)の反対語で「普段着」である。カジュアルcasual(cas=落ちる+al=形容詞語尾)の原義は「落ちて来る」「偶然の」で、「略式の」に変化し、「気軽な普段の服装」となった。
アクシデントaccident(ac=~の方へ+cid=落ちる)は身の上に落ちて来る「偶然的な出来事」でincident(起こるべくして起こる出来事)と区別されることがある。
デカダンスdecadence(de=下に+cad=落ちる+ence=名詞語尾)は「下に落ちる」から「退廃」で、退廃の美しさを追求した十九世紀末のフランスの芸術活動を言う。
日本語でも使われる「ケ-スバイケ-ス(case bycase)」のケ-スcaseは「落ちる」「偶然の」から「その事情によって臨機応変」である。「箱」のケ-スはcapere(捕まえる)からで別語源。ケ-スワ-カ-case workerは心身障害者や老人等の特別な「場合」の指導、助言する人のこと。
casual カジュアル
accident 事故、災害
incident 起こりがちな(出来事)
decadance 退廃
case 場合
accidental 偶然の(出来事)
incidental 付随的の(出来事)
coincident 符合した(共に落ちる)
coincide 符合する
occident 西洋(太陽が落ちる方)cf.orient
cascade 小滝(落ちるもの)
casualty 不慮の災難
occasion 機会(目の前に落ちる)
occasional 時折々
カタログ
(log,loqu=話す)
ラテン語legein,logos
カタログcatalogue(cata=十分に+log=話す)は、「十分に述べられたもの」から現代語では、「商品などの説明を書いた目録、小冊子」を指すが、古代ギリシャでは、「軍隊に招集される人の一覧表」を意味した。
ギリシャ語Logosロゴスは、「話す言葉」から「理性、論理、思想、学問」と諸々の概念の言葉生まれ、「計算、比率」もある。ロゴマ-クのlogoは、商品名や会社名をより鮮明に印象づけるためにデザインされた文字。ロジカルlogicalは、「論理的、合理的」。ロジステックスlogisticsは、「合理的な物流」を意味する。
アナログanalog(ana=upon+log=論理、割合)は「割合によって」より「類似、相似」だが、現代社会では、文字や音声を信号に変化させ送る手段の一つ。
プロロ-グprologueは「序幕、序言」。エピロ-グepilogue(epi=upon)は、「上に付け加えた言葉」から「文章の結び、終りの口上」。
catalogue カタログ
logical 論理的
logo ロゴ
logistics ロジステックス
analog アナログ
prologue 序幕
epilogue 結び
monologue 一人芝居(一人で話す)
dialogue 対話(二人の間の言葉)
apology 謝罪(罪を逃れるために話す)
analogy 類推(他の物に関して話す)
eloquent 雄弁な(言葉がよくでる)
biology 生物学
zoology 動物学
geology 地学
theology 神学
mythology 神話学
meteorology 気象学
psychology 心理学
physiology 生理学
philology 言語学(言葉を愛する)
astrology 星占い
キャプ
(cap=頭)
ラテン語caput
キャプテンcaptainの略で「編集長、統率者」をキャプと言ったりする。キャプcapは「縁なし帽子」だが、ふたのキャプも「頭」からである。
野菜のキャベツcabbage(b=p)も「頭の形」から由来する。またc=chと変化して、グル-プの長を意味するチ-フchiefや料理長のシェフchef(仏語)もこの「頭」からである。シュークリームchou a'la creme(仏語)はその形から自ずと分かる。
そしてハンカチ-フhandkerchiefは、「頭を被う布」からである。袖なしの外套のケ-プcapeも由来は同じ、「頭のように突き出ているもの」から「岬」もある。雨の時に着るカッパ(合羽)はポルトガル語のcapaから。
captain キャプテン
cap 帽子、キャプ、岬
cabbage キャベツ
chief チ-フ
cape ケ-プ
capsize 転覆(する)(船首を捉えて)
capital 主要な、頭文字、首都、資本
capitalism 資本主義
capitalist 資本家
decapitate 解雇する(首を切り離す)
escape 逃げる(ケ-プを脱ぐ)
caption 見出し
chapel 礼拝堂(ケ-プを納める場所)
achieve 達成する(頭へ-終りへ)