【英語長文読解】
みなさん、英語の試験時間って何分だかわかってますよね。90分です。たったの1時間半。その中でみなさんは重箱の隅をつつくようなくだらない文法問題やアクセント問題も解かなければいけないし、それだけでなく長文も読んで問題を解かないといけないのです。ちんたらしてるヒマはないんです。
なのに高校や予備校教師の英語の授業はどういう魂胆なんでしょう。授業時間を全部使って長文を丁寧に読み解こうとするのはわかりますが、(たいていは発音もよろしくないだろうが)悲しくなるほど読むスピードが遅い。バカかと。私は高校や予備校の英文読解の授業はほとんど役に立たないと断言しますね。
今のセンター試験でさえ、同じ時間内で10年前の2倍近くの量を読ませます。慶應SFCの試験は、2時間で3000~4000単語を読みこなさなければなりません。実際に、文章を読むのに割ける時間はせいぜい1時間がいいところでしょうから、1分あたりでもかなりの単語を読まなければなりません。
さて、教師たちが授業時間をまるまる使って、ちんたら下手くそな発音で英語を読み、長文のすみからすみまで読み解いていこうという気持ちはわからなくもないのですが、たいていはただ文章の一部分を引用してきて、「これこれこうだから答えは(2)。わかるよね?はい次」 といったようなものが多くてウンザリするはずです。その答えの根拠はなんだと、なんでなんで?と聞きまくれば大抵奴…彼らは言葉を濁すはずです。そんな愚劣極まりない解説には、生徒が再び問題演習するとき、あるいはいつでも誰でもどんな時にでもその結果を再現できる保障がありません。実際そんな解説なんて小生意気な小学生ですら、解答さえ持ってれば授業をできてしまうレベルです。
また、先ほども言ったように入試問題はどんどん長くなっています。センター試験は10年前の2
、逆転合格を狙ううえで重要な難関私立大学でも、超長文といわれる3000~4000単語の問題が出てきます。
しかし、そうだからといって「問題が長くなったから」なんてくだらない言い訳をするのははやいです。まず、ここ数年のうちに文中の構文をとるのが非常に楽になりました。もはや英文解釈不要論をぶちあげても良いぐらいです。とにかく英文を読むのが楽になったんです。それこそ、意味のまとまりごとにスラッシュで区切って、前から後ろに読んでいけるようになったし、後ろから前に読み返す必要がなくなった。英語を英語のまま理解しても、問題に答えられるようになった。
これは入試問題の変化としては、すばらしいものだと思います。とかく「使えない英語
だといわれてきた、あるいは英語を話せない人たちの言い訳として使われてきた受験英語が、読めるしわかるといった「使える英語」に変わりつつあるのです。
また、国公立大でも、Z会の解体英語構文や、セレクト70構文のような構文集を暗記すれば、簡単に文章構造が取れるような出題が増えてきた、というよりもほとんどがそのような問題になりました。
ですから、文章量が増えた代わりに、問題は解きやすくなったんです。
そういう意味で、いまだに細かい文法事項に固執する浮世離れした塾が多いのですが、私は文法よりもまず先に単語を教えるべきだという立場です。文法がわかっても、英語の成績がぐんと伸びることはないですが、とりあえずうちの「語源英単語特訓」で、2週間で5000単語も習得すれば、生後の成績はまずどんな模試でも偏差値60を切ることはなくなります。文法はそのあとでも十分です。単語がわからないとそもそも話になりませんから。
忘れてほしくないのは、勉強を実行する上で一番大切なのはやる気の持続ということです。文法を始めに総ざらいするのは大切なことかもしれません。しかし、文法を完璧にしてもとんと成績が上がらなければ、教え子は単語をやる前に勉強をやめてしまうものです。当たり前です、全く成績が上がらないのに、6年間勉強してもまともに読み書きも会話もできない言語をやらなければならないとしたら誰だって、どんなマゾヒスティックな奴ですら拷問だと言って逃げたくなるはず。一日中勉強してるなんてあり得ないのだから。ですから単語をある程度見につけたあとに、文法を洗いざらいやるほうが、長期的にみたら絶対効果的なのです。
また、単語を覚えることよりもさらに大切なことがあります。それは文章の背景となる教養を知ることです。そうすることで、文法が分からなくても、構文が分からなくても、単語が分かるだけで(あるいは単語がわからなくとも前後の文脈から推測して)、ある程度、文章の意味を取ることができます。何の予備知識もないまま文章を日本語で読んだってわからないところだらけですよね。
そのために、最も役立つ参考書としては、Z会のリンガメタリカやアカデミックがあります。言葉が少々難しいですが、MD小論文や現代用語の基礎知識などを一通り読んでおけば、言葉の意味がわからないということはなくなります。
ところでみなさんの携帯はなんですか?問題文を写しやすいガラケーですか?それともあまり電波が届かないスマートフォン?最新のiPhoneのアプリには、TimeやNewsweekの記事をネット上から拾ってきて、音声で読んでくれる上に、googleの自動翻訳と連動して簡単な日本語訳を出してくれるものさえあります。こうしたアプリも実用性が高くなれば使う必要は出てきそうです。なんたって無料ですしね。ムダな金はかかりません。
ムダな金はかけないかわりに、必要な時はケチってはダメです。体系的に教養を学べるようなリンガメタリカ・アカデミックのような本は買っておいても損はないでしょう。
○ VOA(ゆっくりとした音声で読み上げてくれます)
あらゆるニュースをゆっくりした音声で読み上げてくれるから追い読みに最適!
http://www.voanews.com/english/news/
○ googleニュース検索(英単語で検索)
英単語でニュースを検索し、自動音読サイトで音声を出し、マウスオーバー辞書で単語の意味を確認しながら追い読みすることができる。
http://news.google.com/
○ マウスオーバー辞書(発音機能付)
http://www.lingoes.net/en/translator/download.htm
○ 自動音読(カラオケのように音読してくれます)
http://text-to-speech.imtranslator.net/
○ 身に付く読み方はゆっくり音読!
▽ 音読するまえの下準備
「英単語を覚えるときに、意味を一対一対応で覚えようとする人がいるだろ? でも、それは効率がわるい。それよりなら、『速読英単語』を一冊丸暗記したほうがいい」
「そんなことできるんですか?」
「できる。誰でもできる。地頭に関係なく」
「どんなふうにやるんですか?」
「まず、一週間目は一章だけやる。文章の解釈もノートにまとめてね。二週間目は一章と二章、三週間目は一章から三章、四週間目は二章から四章、五週間目は三章から五章、というふうに、ひとつずつずらしていく」
「どれぐらいやればいいんですか?」
「一日三回、週五回、三週間。合計四十五回。これだけでいい。かかる時間は一日に一時間もかからない。記憶効率からいって、寝る前にやるといい」
これは、一日一時間の勉強でも、50枚の英語論説文を暗誦するのに最大一ヶ月、300枚の英語論説文を暗誦するのに最大半年しかかからないというすさまじい方法です。
しかしこの方法では、音読をする前に以下のような下準備が必要です。
一、英文と日本文に対応する番号を振る。
これは、英語を読んでいるときに、どんな意味をもった文章を読んでいるのかが分からなくならないように、常時日本語訳を参照できるようにするためのものです。
意味がつかめなくなったときに、ぱっと日本語の意味を参照できるようにすることによって、勉強を無駄な作業にするというありがちな失敗をせずにすみます。わからない文を一時間見つめたところでわかりませんから。
二、意味のまとまりで文章を区切る
まず、SVO/SVOO/SVOCを取ります。補語(M)は区切ってもかまわないし、他にも後置修飾や関係詞は区切ってもかまいません。
わかりやすい目安としては、リスニングの際の息の切れ目です。
これに耳をすませてやることで、文章を読む効率性は一気に上がるはずです。分かりやすいのは、抑揚の付け方
です。ある程度読み方が下がったところで区切りをつけるとちょうどいいことがままあります。
三、分からない単語の上に日本語訳を書く
これは、分からない単語があったときに、そこで音読が泊まらないようにするために必要不可欠なことです。文構造がとれるようになれば、おのずと日本語訳のどの単語が英語のどの単語に対応するかが分かりますから、辞書など引かずにすむようになります。本番ではいちいち辞書を引いてられないし、そもそも大抵の試験場では辞書を持っていったら、まかり間違えば偽計業務妨害で逮捕されますからね。
四、文構造がわからなければノートにまとめる
「ビジュアル英文解釈」や「英文解釈講座」なんてやらなくていいです。逆転合格を目指す生徒たちは、英文解釈に時間を割くヒマがあったら一つでも多くの単語・熟語・構文を覚えるべきです。それに前述したように入試問題の長文化と、それにともなう文章解釈の簡易化により、かつてほど正確な英文解釈が必要なくなりましたからね。
さらにいえば、速読英単語やリンガメタリカ・アカデミックには、分かりにくい構文についての説明があります。すべてを丸写ししてノートにまとめる必要はありません。
しかし、
? 音読するうえで、どうしても意味が分からなくて詰まってしまう
? 分からない単語があるときに、それに対応する日本語を見つけられない
などの困ったことがあれば、その部分だけは構文メモを取っておいても、バチはあたらないでしょう。
五、わからなくても最初の単語だけ発音してみる
さて、ここまでやって、いよいよ音読です。
CDを聞きながら、音読をすると最初のうちは、スピードについていけないかもしれません。後述するMeRuなどを使いながら、スピードをゆっくりさせてもいいのですが、それでも言葉のつなぎ目などは発音が不明瞭で、音読することは難しいかもしれません。
そんなときは、意味の切れ目の一番最初の単語だけ発音してみることをお勧めします。他の単語は無視してかまいません。適当にごまかしていいです。とにかく、最初の発音だけを明瞭に発音することにこだわってください。他の単語なんてどうでもいいんです。
六、だんだん単語を増やしてみる
そして、だんだんと単語を増やしていきます。ごにょごにょとしか読めなかったところが、繰り返していくうちに後ろにある単語も読めるようになります。
七、最終的にすべて読めるようにする
最終的には、すべての単語をすらすら読めるようになり、これを繰り返すことで暗誦できるようになります。目安としては、10回~30回程度です。ちなみに私は現役時代45回やってました。多すぎますね。
これが、50枚の英語論説文を暗誦するのに最大一ヶ月、300枚の英語論説文を暗誦するのに最大半年しかかからない最強の方法です。
もちろん、本当はもっと細かいステップがあるのですが、それは当たり前ですが個々人によって違います。詳しくは受験相談(yourmanifestojp@gmail.comまで!)していただければお答えします。
また、リンガメタリカには、英作文対策のページもありますので、作ってみたらlang8で添削を受けてみるといいでしょう。これも完全無料です。勘違い系の予備校講師に質問する必要はありません。
○ スピード調節機能付プレーヤー MeRu
http://hp.vector.co.jp/authors/VA035069/products.htm
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さて、教師たちが授業時間をまるまる使って、ちんたら下手くそな発音で英語を読み、長文のすみからすみまで読み解いていこうという気持ちはわからなくもないのですが、たいていはただ文章の一部分を引用してきて、「これこれこうだから答えは(2)。わかるよね?はい次」 といったようなものが多くてウンザリするはずです。その答えの根拠はなんだと、なんでなんで?と聞きまくれば大抵奴…彼らは言葉を濁すはずです。そんな愚劣極まりない解説には、生徒が再び問題演習するとき、あるいはいつでも誰でもどんな時にでもその結果を再現できる保障がありません。実際そんな解説なんて小生意気な小学生ですら、解答さえ持ってれば授業をできてしまうレベルです。
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○ VOA(ゆっくりとした音声で読み上げてくれます)
あらゆるニュースをゆっくりした音声で読み上げてくれるから追い読みに最適!
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英単語でニュースを検索し、自動音読サイトで音声を出し、マウスオーバー辞書で単語の意味を確認しながら追い読みすることができる。
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▽ 音読するまえの下準備
「英単語を覚えるときに、意味を一対一対応で覚えようとする人がいるだろ? でも、それは効率がわるい。それよりなら、『速読英単語』を一冊丸暗記したほうがいい」
「そんなことできるんですか?」
「できる。誰でもできる。地頭に関係なく」
「どんなふうにやるんですか?」
「まず、一週間目は一章だけやる。文章の解釈もノートにまとめてね。二週間目は一章と二章、三週間目は一章から三章、四週間目は二章から四章、五週間目は三章から五章、というふうに、ひとつずつずらしていく」
「どれぐらいやればいいんですか?」
「一日三回、週五回、三週間。合計四十五回。これだけでいい。かかる時間は一日に一時間もかからない。記憶効率からいって、寝る前にやるといい」
これは、一日一時間の勉強でも、50枚の英語論説文を暗誦するのに最大一ヶ月、300枚の英語論説文を暗誦するのに最大半年しかかからないというすさまじい方法です。
しかしこの方法では、音読をする前に以下のような下準備が必要です。
一、英文と日本文に対応する番号を振る。
これは、英語を読んでいるときに、どんな意味をもった文章を読んでいるのかが分からなくならないように、常時日本語訳を参照できるようにするためのものです。
意味がつかめなくなったときに、ぱっと日本語の意味を参照できるようにすることによって、勉強を無駄な作業にするというありがちな失敗をせずにすみます。わからない文を一時間見つめたところでわかりませんから。
二、意味のまとまりで文章を区切る
まず、SVO/SVOO/SVOCを取ります。補語(M)は区切ってもかまわないし、他にも後置修飾や関係詞は区切ってもかまいません。
わかりやすい目安としては、リスニングの際の息の切れ目です。
これに耳をすませてやることで、文章を読む効率性は一気に上がるはずです。分かりやすいのは、抑揚の付け方
です。ある程度読み方が下がったところで区切りをつけるとちょうどいいことがままあります。
三、分からない単語の上に日本語訳を書く
これは、分からない単語があったときに、そこで音読が泊まらないようにするために必要不可欠なことです。文構造がとれるようになれば、おのずと日本語訳のどの単語が英語のどの単語に対応するかが分かりますから、辞書など引かずにすむようになります。本番ではいちいち辞書を引いてられないし、そもそも大抵の試験場では辞書を持っていったら、まかり間違えば偽計業務妨害で逮捕されますからね。
四、文構造がわからなければノートにまとめる
「ビジュアル英文解釈」や「英文解釈講座」なんてやらなくていいです。逆転合格を目指す生徒たちは、英文解釈に時間を割くヒマがあったら一つでも多くの単語・熟語・構文を覚えるべきです。それに前述したように入試問題の長文化と、それにともなう文章解釈の簡易化により、かつてほど正確な英文解釈が必要なくなりましたからね。
さらにいえば、速読英単語やリンガメタリカ・アカデミックには、分かりにくい構文についての説明があります。すべてを丸写ししてノートにまとめる必要はありません。
しかし、
? 音読するうえで、どうしても意味が分からなくて詰まってしまう
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五、わからなくても最初の単語だけ発音してみる
さて、ここまでやって、いよいよ音読です。
CDを聞きながら、音読をすると最初のうちは、スピードについていけないかもしれません。後述するMeRuなどを使いながら、スピードをゆっくりさせてもいいのですが、それでも言葉のつなぎ目などは発音が不明瞭で、音読することは難しいかもしれません。
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六、だんだん単語を増やしてみる
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七、最終的にすべて読めるようにする
最終的には、すべての単語をすらすら読めるようになり、これを繰り返すことで暗誦できるようになります。目安としては、10回~30回程度です。ちなみに私は現役時代45回やってました。多すぎますね。
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