こんにちは。
『0円引越』プロデューサーの合田英樹です。
【激動の1ヶ月編】⑯ あの引越会社が倒産に至るまで
★タイムリミットを迎えて倒産に至るまで③
しかしこの課長はこの後、
大変な修羅場を経験することになります。
修羅場…
倒産が目の前に迫ったある日の夜間~深夜の作業でした。
当時お付き合いがあった生命保険会社から、
大きな事務所移転作業を受注していたのですが、その日程が倒産の数日前でした。
そして移転の営業担当者が、当時の法人課長である【彼】でした。
倒産のことについて、当然の事ながら作業スタッフの間では噂になっていました。
「Xデーが近いらしいぞ」とか…
「専務が行方不明って知ってるか?」とか…
知りたい欲求×不確実な情報=根も葉もないデマ
こんな状態で仕事をしていたのです。
とにかく現場スタッフの情報網は馬鹿に出来ないくらい早いのです。
こちらが情報をつかむ前に彼らが知っていた!ってことは日常茶飯事でした。
今回の倒産の噂も、かなり正確な情報として彼らの耳に入っていました。
引越しの現場スタッフというのは、やはり気の荒いメンバーが多かったので、
今回の深夜作業についてもその課長は、
「立ち合いに行きたくないなぁ…」と、前からこぼしていました。
いつもなら私も顔を出すのですが、この時は夜遅くまで破産後の仕事が残っていました。
何度か事務所から電話を入れ状況を確認していると、
「もう無理です…」
法人課長の悲痛な叫び声が電話から聞こえてきます。
こちらではどうしようもないので、
「最後まで頑張ってくれ!」
としか、言いようがありませんでした。
今回はここまでです。
続きが書ければ今夜に書きますが、
生憎明日が試験日ですので、どうなるかわかりません。
読んでくださってありがとうございました。